12.27の朝日新聞で、昨年末に派遣村にいた人が、今どういう状況に置かれているか特集を組んでいた。予想通り、職が不安定で、生活保護に頼っているというような記事だった。
 朝日新聞の記者は、どのくらい給料をもらっているのだろうか?30代で1千万円ぐらいもらっているらしい。そんなに社会的弱者のことを真剣に考えているのならば、自分たちの給料を分けてやればいい。サファリパークの厳重にガードされた檻の中で、猛獣を見学する客のようだ。確か「誠」というサイトに出ていたが、ある朝日新聞OBの人が、会社の人に、「朝日新聞は、権力を監視するので、権力からの誘惑に惑わせられないため、高給が必要」と言われたらしい。一見なるほどと思わせる、高級官僚的な言い回しの理屈だが、完全にずれている。
 ちなみに、朝日新聞は、“ずれている”が、朝日を攻撃する産経や読売がマトモか言うと、決してそう思わない。日本のマスコミは、自分たちを外から俯瞰する目が決定的に欠けている。日本代表報道での結果優先、“アゲアゲ”報道もそうだ。龍さんの大手既成メディアに対するいらだちはよくわかる。