こんな記事をみつけました。

 

少子化が野球離れの原因か?過去10年の中学生の増減率は92.86% 軟式野球今日人口の増減率は56.98%

 

これは昨年の記事ですが、要点を挙げる

と以下のようなことが書かれてあります。

 

・2016年~17年にかけて、中学軟式

野球人口が1.1万人も減少している

(10年前と比較しても43%も減少)。

 

・10年前と比較して、中学男子は7%

の人口減からみても、野球競技人口

の減少は異常。

 

・中学サッカー、バスケットボール人口

は、この10年をみても横ばい

 

 

野球だけが異常な減少傾向を示している

ことは確かです。

 

 

 

 

これに対し、シニア、ボーイズなどの

硬式野球人口は横ばい、または増加

傾向にあるリーグもあるとのことです。

 

ということは、中学の野球は軟式人口

だけが激減していることになります。

 

 

 

これは、中学に入ると学校の部活

ではなく、外部の硬式クラブチーム

に入る子が多くなってなっていること。

 

または野球とは別のスポーツをやる

傾向が強まっているのは明白です。

 

 

 

高校でも私立と公立の格差は歴然です。

私立強豪校には入部者が殺到し、

公立は他校と連合チームを

作らなければならない状況の学校

も多数あります。

 

私立が甲子園出場を独占し、

もう何年も公立が出場できていない

地域も多数あるというのが現状です。

 

 

 

ちなみに自分の住む岩手は、

夏に関しては、もう23年も公立が

甲子園に出場できていない。

 

だから公立が狙うのは、秋の大会で

上位に名を連ねて、春の21世紀枠

に滑り込むというのが相場です。

 

 

 

 

以前より、野球の危機的状況を

世に伝えているライター広尾晃氏

のこんな記事もあります。

「競技人口減」で先が見えない日本野球の現在

 

 

 

中学でも

 

高校、大学、社会人、可能ならば

プロと、将来を見据えて本格的に

野球に取り組みたい

「本格的競技者思考」の子は硬式に。

 

野球は好きだけど、単に楽しみたい

「娯楽競技者思考」の子は軟式に。

 

※「」はいずれも私が勝手に作った言葉です(^_^;)

 

 

 

広尾氏流にいえば、

前者が「コア層」

後者が「ライト層」

 

このライト層を含むすそ野が

縮小しているというのです。

 

 

 

さらに広尾氏にいわせれば

「ライト層の減少=消費者の減少

を意味し、近い将来に野球関連市場

が縮小していくことを意味している」

 

というのです。

 

 

 

つまり。。。

 

ライト層は、成人すればいわゆる

「野球ファン」になっていくことが多い。

 

今も多くの野球ファンは、小中学生の

ころに軟式野球に親しんだ経験を

持っている。

 

それが下地になってテレビで観戦したり、

試合観戦に行ったり、グッズを買ったり

している。

 

そういった人たちが減少すれば、

野球関連市場は衰退、プロ球団

の経営悪化・衰退。

 

そうなると、大学・高校といった下層

のコア層の競技人口も減少していく。

 

そして国民的スポーツといわれて

いた野球は過去のものになる。。。

 

というのが広尾氏の理論です。

 

 

 

プロ野球の地上波での全国放送が

激減している現状からみても、

そのシナリオ通りになっていく可能性

は高いと言わざるを得ないと思います。

 

 

 

確かに昔通りにはならないかも知れない。

でも野球は生き残る

そう信じています。

 

根拠なんかありません。

 

危機的状況なのも確か。

 

でもそう信じたい。

 

 

自分のように

「野球の火は絶対に消さない!」

と、もがく人間が一人でもいる限りは。

 

 

 

また、裏を返せばこんなこともいえると思います。

つまり、むしろ野球というスポーツにとって、

またはその愛好家たちにとっては、

大きく変われるチャンスが到来しているということ。

 

時代の変化は、私たちの生活や

仕事に対してだけでなく、娯楽や

スポーツにまで及んでいるということですね。

 

変化のスピードが早い今の時代、

それに順応できる人が幸せをつかめると

自分は思っています。

 

 

 

そのために必要なことは何かというと、

 

・学ぶこと

・学んだことを人に教えること

・学んだことを自ら実践すること

(現状に対し焦らず、悲観せず、できることをコツコツやる)

 

そうすれば必ず道は拓けるのでは

ないかと思っています。

 

 

 

問題、問題と必要以上に煽り立てても

何の解決にもなりません。

 

やるべきことは、

「明るい未来をイメージして、自分のできることをやる」

自分はこれに尽きると思います。