おはようございます顔

しばらくのご無沙汰でしたペコリペコリ



岩手も最近25℃前後と、暑い日が
続くようになりました暑い

岩手大会も組み合わせも決まり、
いよいよ夏本番ですね。

今年は岩手でオールスターが開催
されるため、例年より1週間ほど早
い7月7日の開幕です。

是非、花東の3季連続出場と大阪
桐蔭とのリベンジを期待したいです。



大阪と言えば、先日WBC・WBA
世界ミニマム級王座統一戦があり
ましたねグローブ

八重樫選手は、自分の住んでいる
街出身の選手で、お店にも「頑張れ」
の大きな看板が掲げてあります。

結果は惜しくも判定負けでしたが、
よく頑張りましたシャキーン

センバツの花東同様、大阪対決に
は負けてしまいましたが、県民に
勇気を与えてくれたと思います。

また、あきらめない、屈しない精神
は注目すべき点だったと思います。



そして、本題に入る前にもう一つ。

自分が再三ブログで紹介している
MFTサマーキャンプ野球ボールについて。

2012年の要項が既にHPにアップ
されていますので、興味がある方は
ご覧ください。

残念ながら南三陸町での2年ぶりの
開催は叶わず、今年も昨年と同様、
埼玉県の小鹿野がキャンプ地になり
ます。

今年もコーチ陣は、大川さん・駒田
さん・森さんのようで、たいへん楽し
みにしています笑2



とにかく、一つ一つの指導レベルが
高い。

(そりゃ、元プロの方たちですからね)

でも、以前今も現役の松坂選手や
村田選手などの55年会の方たちに
教えていただいたことがありましたが、
全然違います。



何が違うかというと、子どもたちの視点
で指導されている、いないというところ。

MFTの講師陣は、子どもたちの年代の
特徴や性質を捉えて、指導されています。

しかし、現役の方たちは「自分視点」で、
少し「こうであるべき論」が入っているよ
うに感じました。



確かに、現役とOBでは、子どもたちを
指導する上での、スキルや経験などに
差はあると思います。

それにキャンプは、日本少年野球研究
所との共催でもあるため、子どもたちへ
理に適った指導プログラムが提供され
ていることは言うまでもありません。



野球だけではなく、川遊びやバーベキュ
ーなど楽しい企画もあります。

お近くの方、あるいはそうでない方も、
是非参加されることをおすすめします笑1



それでは、今回も前回に引き続き、みな
さんからいただいた

「少年野球の現場で起こっていること」

について、ご紹介します。

=====================================

Hさんから


私は千葉県の少年野球チームに子ども
が通う保護者の立場です。

息子は4年生。

監督は現役のお父さんです。

コーチもほとんどが現役、それとOBコーチ
が何人か入ってくれています。

チームには1年生から野球が好きではじ
めた子が5人います(うちの子もそうです)。

この内の4人は後から入ってきた子が現
在追いつけないくらい上手です。

ピッチャー・キャッチャー・ショート・サード
は、この4人ががっちり固めています。



試合の数も多いのですが、3回コールド
になる試合でも、なかなか監督は選手
の交代をしません。

春の大会は3試合連続3回コールド勝ち
交代した選手は合わせても2,3人。

試合や練習など母たちは思うことは多々
ありますが、よほどのことが無い限り口
出しはしません。

さすがに今回は5回まで試合が出来る
のに、他の子供を使わずに大差で勝
って、

「出たい子は努力するんだぞ」

と言われても、母達は意図が理解でき
ませんでした。

レギュラーだけがいつも試合に出て、
控えの子は出るチャンスがほとんど
無い状態が絶対いいわけない。

高学年になるころにはチームワークも
がたがたになりかねないし、子供たち
の野球に対するモチベーションだって
あげようがなくなる。

百害あって一利なしというのが母達
みんなの意見でした。



4年生にもなればだんだん回りが見え
てきます。

「どうせ自分は試合には出られないから」

「レギュラーじゃなくなったらもう試合に
は出られない」

そんな卑屈な感情を持たせたくない
のです。



公式戦です。

優勝狙えるチームです。

欲が出るのはわかりますが、子ども達
に試合に出るチャンスをちゃんとあげ
てほしいと思うのです。

この先も試合ばかりです。

試合慣れする子はどんどん慣れていく
でしょう。

出られない子は最終回だけの守備や
1打席で結果を出さなくちゃいけない
なんて、なんかおかしな状態に思えて
仕方ありません。



小学4年生の野球です。

勝ち負けよりも、思い切りみんなに
試合をさせてあげたいと心底思う
のです。

楽しい

面白い

どきどきする

失敗しても大丈夫!

次で挽回するぞ!

そんな体験をたくさんさせてあげたい
のです。

みんなで野球をやっている一体感っ
て大事だと思います。

野球が好きでグランドに毎週お弁当
を持って朝から夕方まで頑張る子ど
も達の気持ちに誠実に応えてあげて
ほしいです。



それから、試合に応援に来てもいつも
自分の子が出ないお母さん。

とても寂しそうです。

親ならわが子が試合に出るところを
やっぱり見たいです。



主人もコーチをしてますが、子どもが
いないときに私に言います。

今の監督とその監督と話の合うコーチ
がメインで、チームを動かしてるいます
が、わが子のポジション優先だし、控え
の子に対しては、

「この子達が公式戦に出られるわけ
ないでしょ?」

のように見ているそうです。

人数がいないと困るので、表向きは
そんな態度はもちろんとらないそう
です。

(辞められたらこまりますから)



勝つことが最優先。

試合も監督達が自分達の気持ちいい
試合運びをするから、コールドでも換
えないんだよと言っていました。

中心では無いコーチにはなるべく多く
の子ども達を出そうという考えの人も
多いのですがなぜなのか・・・?

監督達中心の意見しか通らないそう
です。



主人は

「俺が何か言うと逆のことをしかねない
ので、なるべく何も言わない」

「自分の息子が被害にあったら、たまら
んからな」

と言ってました。



現役コーチ・監督は、同じ小4の子供の
父親なのに、なんで同じチームでここま
で意見が違うのが理解できません。

チームをどうしていくとかの話し合いが
コーチ同士であまりしないようです。

話し合うって大事だと思うんですが・・・。



幸いにも、母達は子どもの目線でどう
したら子どもにとっていいかと考える人
がたくさんいます。

だから、この先、目にあまるようなら母
達が団結して意見を言うこともあるかも
しれません。

本来は裏方で、試合になれば応援して
一緒に子供と楽しみたいです。

大人の思惑やプライドやらに子供が振
り回されないように見守っていくつもり
です。

=====================================

このケースもどこにでもありがちです。

要するに勝ちたいから、実力のある
子だけを使うというパターンですね。

大人のエゴ丸出し・・・。

ホント嫌な感じですビミョー



自分も以前、頑張っているけどなか
なか試合に出れない子のことを書
いたことがありました。

少年野球の普遍の心理



小学校時代の1年の差というのは
非常に大きいものがあります。

特に体力・パワーには雲泥の差が
出てきます。

だから、勝ちを意識した采配になる
とどうしても上級生を中心に使いた
くなりがち。

おのずと「年功序列」的に、出るメン
バーが決まっていってしまいます。

ということは上級生の人数が多い
場合、下級生の子たちは

「野球をやる」

のではなく、

「野球を観る」

ことの方が当然多くなります。



例外もありますが、小学生くらい
の子では、まだプレーを観て楽し
むということはできません。

当然ですよね。

野球を観にきているのではなく、
プレーするためにグラウンドに
来ているのですから。

「勝つ」ことを優先してしまうと、
子どもたちの気持ちなど見えなく
なってしまいます。

そして、大切な「教育」という部分
失われていきます。



大人の

「勝利(結果)第一主義」

は確実に子どもたちの心に影を
落とすことになると思っています。

子どもたちに相手チームとの
「勝負」を意識させることによって、
「結果」をより強く意識することに
なるでしょう。

そして、数字の優劣でしか自分
自身や相手を評価できなくなる

そんな価値観が形成されてしまう
とどうなるでしょうか。



「勝つ」ことに最大の価値がある。

「負け」は価値がない・・・。

そうなると、数字の優劣以外に大切
な部分にまでは思いが行き届かなく
なります

そして、「負ける」ことにマイナスの
価値観を持っている子は

負ける=いけないこと(失敗)=挫折

というイメージができあがるのでは
ないでしょうか。

そういう偏った価値観が、野球への
興味を失わせていくような気がします。



そもそも野球に限らず「スポーツ」
とは、なんのためにやるのか。

また、そこから何を得ることを期待
するのか。

「楽しむ」

とか

「フェアプレー」

といった先人たちから受け継がれ
てきた豊かな精神文化。

これを阻害することなく、次世代に
引き継いでいくのが我々の大人の
使命であると思っています。



「勝つため」、「指導者の自己満足
のため」であっては絶対いけない
と思います。

そのために「駒扱い」される子ども
たちが、将来にわたって野球を続
けていくでしょうか。

野球は大人のものではなく、

「子どもたちのためのもの」

指導者はその点を履き違えてほし
くないと思っています。