「キャプテン」から感じること。
今回のPART7でのシーンは原作に描かれていない部分です。
こちらです
【この場面のあらすじ】
見事名門青葉学院を破って日本一の栄冠を手にした墨谷二中。
その後、丸井は谷口を練習に誘いに家に行きますが断られてしまいます。
丸井は、努力の大切さ教えてくれたのにもう以前のような練習はしないのかと谷口を責めます。
しかし谷口は、練習したくてもできないほどのケガだったことを丸井は知ります。
青葉戦で負った指のケガの代償はあまりにも大きかったのです。
もう野球ができないほどの状態にあり、谷口は失意のどん底にいたのでした。
しかし、丸井の「右がダメであれば左があるでしょう」の言葉に、谷口も心動かされます。
谷口と丸井は神社へ行って練習しますが、やはり谷口は上手く投げることはできません。
そんな谷口を見て不憫に思った丸井は涙ぐみます。
しかし、自分にやる気と希望を与えてくれた丸井に、谷口は次期キャプテンを命じます。
そんな折、イガラシも神社にやってきました。
イガラシも、次期キャプテンは丸井がいいと谷口に進言しにきたのでした。
丸井は谷口とイガラシの強い思いに応え、キャプテンを引き受けることになりました。
丸井の言葉からも谷口の背中が大きかったことが分かりますね。
谷口からたくさんのキーワードが浮かんできます。
努力、泥臭い、捨て身、不屈、あきらめない、先頭を切る・・・
これらは上に立つ者にとって大切な要素であり、かつ周囲を惹きつける力だと思うのです。
これこそがキャプテンシーです。
話は変わりますが、昨年の夏に全国制覇した日大三の畔上主将を思い出します。
畔上主将は、監督からも一目置かれるほどのキャプテンシーを発揮していたようです。
彼は自分にもナインにも厳しい男で、よく練習することはもちろんのこと、平気でナインにも厳しい言葉を投げかけていたとも言われています。
また、「小倉全由(監督)の野球が日本一であることを証明したい」とまで言う熱い心の持ち主でした。
そして、ナインも畔上主将には
「あいつは人一倍(練習)やっているから、言われても文句は言えない」
とインタビューでは口を揃えるように話しています。
当然ですが、先頭を切っているからこそ、率先垂範しているからこそ説得力があるというもの。
そして、チームからも信頼される人間になるのだと思います。
「勇気ある行動ができる」
「率先垂範できる」
「続けることができる」
これが、キャプテンとしての理想像であり、人間力だと私は思っています。
原作ではこのシーンはなく、青葉戦の後すぐの場面では、丸井のキャプテンぶりが描かれています。
丸井は気が短くおっちょこちょいな面もありますが、気持ちが真っ直ぐな男です
また谷口とは違うタイプですが、イガラシのフォローもありながらチームを引っ張っていくことになります。
漫画「キャプテン」から感じることをPART1~7にわたって書いてきましたが、改めて多くの気づきがあります。
子供の頃には考えもしなかったことがたくさん
これも人生経験を積んで価値観や見方が変わったからなのでしょうか。
この「キャプテン」の時代背景は昭和40年代半ば~後半。
いわゆる当時は、「巨人の星」や「アタックNO.1」に代表されるようにスポ根モノ全盛期でした。
ゆえに、「キャプテン」も根性野球が前提となっています。
私は「キャプテン」はもちろん大好きです。
でも無条件で全てを受け入れる気持ちはありません。
なぜならこれらは約40年も前の野球であり、今の時代のそれとは全く別物だからです。
今の野球に当てはめるのにはかなり無理があります。
当時は苦しい練習に耐えることで心身共に鍛えられ、強くなるという思想が当たり前の時代でしたから。
でも今は科学の時代です。
練習やトレーニング方法など全てが理屈や理論に裏付けられたものになっています。
今の時代に「キャプテン」のような野球をしたら、選手たちは疲れ果てケガ人や体調不良者が続出し、父母会や学校側が黙ってはいないでしょう。
当時だから受け入れられたのです。
しかし、今も昔も変わらず大切なこと。
それは「熱く燃えたぎるハート
」だと思うのです。
強い思いは自分の足りない部分をカバーしてくれます。
ただ、そうすることで仲間とのぶつかり合いは避けられない場合もあるでしょう。
しかし、それによって得られる「信頼関係」や「絆」は何にも増して大きいものであり、自分の財産になることと思います。
この漫画でのスタイルは、時代錯誤などいろいろと賛否もあるかと思います。
でも谷口は逃げませんでした。
決してあきらめませんでした。
そして常に先頭を切りましました。
この姿勢は、キャプテンならずとも誰しもが持っていたいものだと感じます。
キャプテンとしてまだまだ自覚のない息子にも、少しずつ「キャプテンとは」について最近話し始めました。
まだ小学生なので多くは言いませんが、
「何事も先頭をきること」
「まず自分がしっかりやること」
の2つを言っています。
そうしたら、昨日「キャプテン」のDVDをたくさんレンタルして観ていました
まあ、そのことがきっかけかどうかわかりませんが
次回はその「ハート」の部分にフォーカスを当てて、書いてみたいと思います
今回のPART7でのシーンは原作に描かれていない部分です。
こちらです

【この場面のあらすじ】
見事名門青葉学院を破って日本一の栄冠を手にした墨谷二中。
その後、丸井は谷口を練習に誘いに家に行きますが断られてしまいます。
丸井は、努力の大切さ教えてくれたのにもう以前のような練習はしないのかと谷口を責めます。
しかし谷口は、練習したくてもできないほどのケガだったことを丸井は知ります。
青葉戦で負った指のケガの代償はあまりにも大きかったのです。
もう野球ができないほどの状態にあり、谷口は失意のどん底にいたのでした。
しかし、丸井の「右がダメであれば左があるでしょう」の言葉に、谷口も心動かされます。
谷口と丸井は神社へ行って練習しますが、やはり谷口は上手く投げることはできません。
そんな谷口を見て不憫に思った丸井は涙ぐみます。
しかし、自分にやる気と希望を与えてくれた丸井に、谷口は次期キャプテンを命じます。
そんな折、イガラシも神社にやってきました。
イガラシも、次期キャプテンは丸井がいいと谷口に進言しにきたのでした。
丸井は谷口とイガラシの強い思いに応え、キャプテンを引き受けることになりました。
丸井の言葉からも谷口の背中が大きかったことが分かりますね。
谷口からたくさんのキーワードが浮かんできます。
努力、泥臭い、捨て身、不屈、あきらめない、先頭を切る・・・
これらは上に立つ者にとって大切な要素であり、かつ周囲を惹きつける力だと思うのです。
これこそがキャプテンシーです。
話は変わりますが、昨年の夏に全国制覇した日大三の畔上主将を思い出します。
畔上主将は、監督からも一目置かれるほどのキャプテンシーを発揮していたようです。
彼は自分にもナインにも厳しい男で、よく練習することはもちろんのこと、平気でナインにも厳しい言葉を投げかけていたとも言われています。
また、「小倉全由(監督)の野球が日本一であることを証明したい」とまで言う熱い心の持ち主でした。
そして、ナインも畔上主将には
「あいつは人一倍(練習)やっているから、言われても文句は言えない」
とインタビューでは口を揃えるように話しています。
当然ですが、先頭を切っているからこそ、率先垂範しているからこそ説得力があるというもの。
そして、チームからも信頼される人間になるのだと思います。
「勇気ある行動ができる」
「率先垂範できる」
「続けることができる」
これが、キャプテンとしての理想像であり、人間力だと私は思っています。
原作ではこのシーンはなく、青葉戦の後すぐの場面では、丸井のキャプテンぶりが描かれています。
丸井は気が短くおっちょこちょいな面もありますが、気持ちが真っ直ぐな男です

また谷口とは違うタイプですが、イガラシのフォローもありながらチームを引っ張っていくことになります。
漫画「キャプテン」から感じることをPART1~7にわたって書いてきましたが、改めて多くの気づきがあります。
子供の頃には考えもしなかったことがたくさん

これも人生経験を積んで価値観や見方が変わったからなのでしょうか。
この「キャプテン」の時代背景は昭和40年代半ば~後半。
いわゆる当時は、「巨人の星」や「アタックNO.1」に代表されるようにスポ根モノ全盛期でした。
ゆえに、「キャプテン」も根性野球が前提となっています。
私は「キャプテン」はもちろん大好きです。
でも無条件で全てを受け入れる気持ちはありません。
なぜならこれらは約40年も前の野球であり、今の時代のそれとは全く別物だからです。
今の野球に当てはめるのにはかなり無理があります。
当時は苦しい練習に耐えることで心身共に鍛えられ、強くなるという思想が当たり前の時代でしたから。
でも今は科学の時代です。
練習やトレーニング方法など全てが理屈や理論に裏付けられたものになっています。
今の時代に「キャプテン」のような野球をしたら、選手たちは疲れ果てケガ人や体調不良者が続出し、父母会や学校側が黙ってはいないでしょう。
当時だから受け入れられたのです。
しかし、今も昔も変わらず大切なこと。
それは「熱く燃えたぎるハート

強い思いは自分の足りない部分をカバーしてくれます。
ただ、そうすることで仲間とのぶつかり合いは避けられない場合もあるでしょう。
しかし、それによって得られる「信頼関係」や「絆」は何にも増して大きいものであり、自分の財産になることと思います。
この漫画でのスタイルは、時代錯誤などいろいろと賛否もあるかと思います。
でも谷口は逃げませんでした。
決してあきらめませんでした。
そして常に先頭を切りましました。
この姿勢は、キャプテンならずとも誰しもが持っていたいものだと感じます。
キャプテンとしてまだまだ自覚のない息子にも、少しずつ「キャプテンとは」について最近話し始めました。
まだ小学生なので多くは言いませんが、
「何事も先頭をきること」
「まず自分がしっかりやること」
の2つを言っています。
そうしたら、昨日「キャプテン」のDVDをたくさんレンタルして観ていました

まあ、そのことがきっかけかどうかわかりませんが

次回はその「ハート」の部分にフォーカスを当てて、書いてみたいと思います
