「キャプテン」から感じること。
4回目の今回はこのシーンです
【この場面のあらすじ】
谷口率いる墨谷二中は地区大会の決勝で名門青葉学院と対戦します。
しかし青葉のスタメンは全員2軍の選手。
青葉は元々地区予選レベルではレギュラークラスの選手は試合に出場しないのです。
しかし猛練習を積んできた墨谷ナインは青葉のお株を奪う攻撃を見せ試合を優位に進めていきます。
一方、苦戦を強いられる青葉は、次第に1軍クラスの選手を起用し始めるのです。
しまいには1試合の交代制限人数の枠を超え、先発メンバーを全員を1軍に代えてしまいます。
途中それが違反であることに気づいた谷口。
審判に抗議しますが受け入れられず、結局青葉のオール1軍と戦うことになります。
青葉の1軍の実力は想像以上で、ジワジワと点を奪われていき、挙句逆転を許してしまいます。
そんな中、墨谷はエース松下が打球直撃により負傷してしまいます。
他に投げるピッチャーがいなくなった墨谷。
しかし、全てのポジションの経験があるという理由で1年生のイガラシがセカンドから急遽マウンドに上がります。
青葉リードで迎えた墨谷最終回の攻撃。
怒涛の反撃で1点差まで詰め寄り、ツーアウトですが、なおもチャンスでバッターはキャプテン谷口。
谷口の打った打球は快音とともにレフト線ギリギリの長打になります。
そして塁上のイガラシが本塁に突入します。
しかし、レフトからの好返球によりホーム寸前でタッチアウト・・・。
あと1歩及ばず敗れてしまいましたが、墨谷ナインは名門青葉学院を最後まで苦しめたのでした。
弱者が強者を苦しめる姿は、爽快という痛快というか
何も考えず単純に見ても楽しいですよね
結局墨谷二中は試合には負けてしまいましたが、勝負には勝ったような気がします。
あれだけ名門青葉をビビらせ、苦しめたのですから
これも猛練習+チームの結束の賜物なのでしょう。
谷口だけでなく他のナインの頑張りが結果をもたらしたわけですね
これも谷口が自らの背中でナインの力を引き出したのです。
ホーム寸前でタッチアウトになり、起き上がれないイガラシに谷口がまっ先に駆け寄りましたね。
しかも「やるだけやったじゃないか」と声をかけます。
これが誰よりも苦しんだキャプテン谷口だからこそ意味があると思うのです。
心身ともに誰よりも辛く、そして苦しい思いをした谷口が口にした達成感に、
「悔しいけど一番苦しんだキャプテンがそこまで言うなら仕方ない・・・」
「俺たちよくやったんだな」
とナインも納得させられたことでしょう。
それは試合後整列した際に場内から大きな拍手をもらっている墨谷ナインの誇らしげな顔にも現れていると思います。
まるで勝者と敗者が逆であるかのようですよね
また、「次があるじゃないか
」という言葉もキャプテンらしいですね。
既に先を見ている感じが素晴らしいと思います。
私はブログタイトルにもある「らしさ」という言葉が大好きです
「らしさ」を発揮することで、その人は輝きを見せます。
まさにキャプテンらしさを身に付け、それを発揮している谷口はやはり輝いていますよね
一方勝った青葉学院。
地区予選優勝は当然と思っているのか、あるいは苦しめられたからなのか勝った喜びなど微塵も感じられませんよね。
これが勝利至上主義に犯されたチームなのかと、残念に思ってしまいます。
これを見るにつけ、勝つこと、あるいは優勝することに何の意味があるのかと改めて考えさせられます。
恐らく青葉のナインは野球が楽しいと思ってやってはいないでしょうね。
既に完全に麻痺状態であると思います。
ましてやルール違反を知りながら勝つために手段を選ばない青葉には、もはや個人的には嫌悪感すら感じます
試合後の墨谷ナインの表情からも分かるように、勝った負けたという結果の先にあるもの。
やりきったという達成感が今後の原動力になるような気がします。
また、青葉の部長は谷口が自チームにいたにもかかわらず、2軍の補欠だったためその存在すら知らなかったのです。
大所帯の強豪校にありがちな話ですが、結局選手が将棋の駒のように扱われる現状がここにも垣間見えるような気がします。
指導者が選手たちを一人の人間として扱い、しっかり観察するならば、その選手の持っている能力を引き出せるものだと思うのですが
ここも現実が反映されているところで、残念に感じるところですね
その後青葉は全国大会でも優勝するわけですが、墨谷戦でのルール違反問題が再燃します。
それにより、墨谷二中VS青葉学院の決勝の再戦が決定し、事実上の日本一を決める戦いが実現するのです。
その試合までの間に、また谷口がキャプテンとしてチームを引っ張る力をまざまざと見せつけることになります。
次回はそのシーンについて書いてみたいと思います。
4回目の今回はこのシーンです

【この場面のあらすじ】
谷口率いる墨谷二中は地区大会の決勝で名門青葉学院と対戦します。
しかし青葉のスタメンは全員2軍の選手。
青葉は元々地区予選レベルではレギュラークラスの選手は試合に出場しないのです。
しかし猛練習を積んできた墨谷ナインは青葉のお株を奪う攻撃を見せ試合を優位に進めていきます。
一方、苦戦を強いられる青葉は、次第に1軍クラスの選手を起用し始めるのです。
しまいには1試合の交代制限人数の枠を超え、先発メンバーを全員を1軍に代えてしまいます。
途中それが違反であることに気づいた谷口。
審判に抗議しますが受け入れられず、結局青葉のオール1軍と戦うことになります。
青葉の1軍の実力は想像以上で、ジワジワと点を奪われていき、挙句逆転を許してしまいます。
そんな中、墨谷はエース松下が打球直撃により負傷してしまいます。
他に投げるピッチャーがいなくなった墨谷。
しかし、全てのポジションの経験があるという理由で1年生のイガラシがセカンドから急遽マウンドに上がります。
青葉リードで迎えた墨谷最終回の攻撃。
怒涛の反撃で1点差まで詰め寄り、ツーアウトですが、なおもチャンスでバッターはキャプテン谷口。
谷口の打った打球は快音とともにレフト線ギリギリの長打になります。
そして塁上のイガラシが本塁に突入します。
しかし、レフトからの好返球によりホーム寸前でタッチアウト・・・。
あと1歩及ばず敗れてしまいましたが、墨谷ナインは名門青葉学院を最後まで苦しめたのでした。
弱者が強者を苦しめる姿は、爽快という痛快というか

何も考えず単純に見ても楽しいですよね

結局墨谷二中は試合には負けてしまいましたが、勝負には勝ったような気がします。
あれだけ名門青葉をビビらせ、苦しめたのですから

これも猛練習+チームの結束の賜物なのでしょう。
谷口だけでなく他のナインの頑張りが結果をもたらしたわけですね

これも谷口が自らの背中でナインの力を引き出したのです。
ホーム寸前でタッチアウトになり、起き上がれないイガラシに谷口がまっ先に駆け寄りましたね。
しかも「やるだけやったじゃないか」と声をかけます。
これが誰よりも苦しんだキャプテン谷口だからこそ意味があると思うのです。
心身ともに誰よりも辛く、そして苦しい思いをした谷口が口にした達成感に、
「悔しいけど一番苦しんだキャプテンがそこまで言うなら仕方ない・・・」
「俺たちよくやったんだな」
とナインも納得させられたことでしょう。
それは試合後整列した際に場内から大きな拍手をもらっている墨谷ナインの誇らしげな顔にも現れていると思います。
まるで勝者と敗者が逆であるかのようですよね

また、「次があるじゃないか

既に先を見ている感じが素晴らしいと思います。
私はブログタイトルにもある「らしさ」という言葉が大好きです

「らしさ」を発揮することで、その人は輝きを見せます。
まさにキャプテンらしさを身に付け、それを発揮している谷口はやはり輝いていますよね

一方勝った青葉学院。
地区予選優勝は当然と思っているのか、あるいは苦しめられたからなのか勝った喜びなど微塵も感じられませんよね。
これが勝利至上主義に犯されたチームなのかと、残念に思ってしまいます。
これを見るにつけ、勝つこと、あるいは優勝することに何の意味があるのかと改めて考えさせられます。
恐らく青葉のナインは野球が楽しいと思ってやってはいないでしょうね。
既に完全に麻痺状態であると思います。
ましてやルール違反を知りながら勝つために手段を選ばない青葉には、もはや個人的には嫌悪感すら感じます

試合後の墨谷ナインの表情からも分かるように、勝った負けたという結果の先にあるもの。
やりきったという達成感が今後の原動力になるような気がします。
また、青葉の部長は谷口が自チームにいたにもかかわらず、2軍の補欠だったためその存在すら知らなかったのです。
大所帯の強豪校にありがちな話ですが、結局選手が将棋の駒のように扱われる現状がここにも垣間見えるような気がします。
指導者が選手たちを一人の人間として扱い、しっかり観察するならば、その選手の持っている能力を引き出せるものだと思うのですが

ここも現実が反映されているところで、残念に感じるところですね

その後青葉は全国大会でも優勝するわけですが、墨谷戦でのルール違反問題が再燃します。
それにより、墨谷二中VS青葉学院の決勝の再戦が決定し、事実上の日本一を決める戦いが実現するのです。
その試合までの間に、また谷口がキャプテンとしてチームを引っ張る力をまざまざと見せつけることになります。
次回はそのシーンについて書いてみたいと思います。