「キャプテン」から感じること。
今回はこのシーンです
【この場面のあらすじ】
谷口率いる墨谷二中は地区予選を勝ち進み、決勝に進出します。
その決勝の相手が、谷口が中2までいた野球の名門青葉学院。
青葉の力を知っている谷口は、このままでは試合にすらならないと考え、猛特訓を開始します。
一方、谷口は悩みながらも青葉戦に向けての戦力強化のため、2年生の丸井をレギュラーから外し、代わりに1年生のイガラシを起用します。
部員たちはあまりの猛特訓の辛さと丸井をレギュラーから外したことから、次第に谷口のやり方に不満を募らせていきます。
我慢しきれなくなった部員たちは谷口に抗議することを決め、全員揃って谷口の家へ向かいます。
しかし、谷口は家にはおらず、近くの神社に行っていると聞いた部員たち。
勝利の神頼みでもしに行っていると思いながらも部員たちは神社へ向かいますが、そこで部員たちが見たものは、谷口が父親と猛特訓している姿でした。
しかも、チームの練習よりはるかに厳しい特訓です。
谷口はチームの練習では、部員たちへの特訓だけで精一杯だったため、自分自身の練習が十分にできていませんでした。
ゆえに帰宅後、夜に父親とハードな練習をしていたのです。
それを見た部員たちは自分たちの甘さを痛感し、改心します。
レギュラーから外され退部まで考えていた丸井も、退部届けを破り捨て、考えを改めます。
この動画の最後に、イガラシが
「これがキャプテンが引っ張る力なんだな」
とつぶやいていますね。
前回も書きましたが、まさにキャプテンの「率先垂範」が部員の心を動かした瞬間ですね。
そして、チームが一つになった瞬間でもあります。
私が以前このブログで紹介した本の中に「強育十訓」というのがありました。
その中に「鏡育(きょういく)」というのがあります。
「子供は親(大人)を映し出す鏡である」とよく言われますね。
子供は大人のささいな行動や仕草、考え方を真似ます。
ということは、良くも悪くも子供は大人のそれに影響されるということですよね。
「うちの子供は・・・」
「うちのチームの子は・・・」
なんていう嘆き。
これはその子供と接している親(大人)自身が抱えている問題であることが多いと思います。
だから、大人はよい手本を示すことが大切であるということ。
つまりは「率先垂範」ですよね。
それがいわゆる「鏡育」です。
キャプテンの話に戻すと、谷口は自分では意識はしていなかったのかも知れませんが、結果として部員たちに「鏡育」をしていたんだと思います。
言葉ではなく、まさに行動で示した立派な「鏡育」です。
キャプテンに限ったことではなく、親・指導者としてもこの「鏡育」は常に意識すべきところではないでしょうか
また、谷口はチームの練習では、心を鬼にして容赦ない厳しい猛特訓を部員たちに課しました。
そして、丸井をレギュラーから外したことも含めて、チームとしての最善の方向を模索し実行しました。
墨谷の生温い体質を見事に変えたわけです。
誰でも批判や文句が出そうなことは進んでやりたがりません。
人から嫌われるのは誰でも避けたい。
でもキャプテンとして敢えて嫌われ役になった谷口。
本当は優しくて決断力に欠ける男なのです。
その谷口がある目標のために勇気を出して、そして心を鬼にして部員たちと向き合ったことで状況が良い方向へと変わりました。
これも谷口の強い思いが成せる技だと思います。
そう、どれだけの思いがあるかなんです。
「なんとしても・・・」という思いがあれば、人から嫌われようが怒られようが、全てが前に進む力になるような気がします。
「怒られ役」や「嫌われ役」がキャプテンの代名詞みたいなところはあります。
でも、ある目標のために、あるいは誰かのために泥を被る勇気を持っている人は素敵です
それにそういう経験をした人間は、必ずやそれが今後の人生においての糧となることと思います。
息子も小学生のキャプテンレベルでは酷な部分もあるでしょうが、少しでも理解してくれたらと考える次第です
今回はこのシーンです

【この場面のあらすじ】
谷口率いる墨谷二中は地区予選を勝ち進み、決勝に進出します。
その決勝の相手が、谷口が中2までいた野球の名門青葉学院。
青葉の力を知っている谷口は、このままでは試合にすらならないと考え、猛特訓を開始します。
一方、谷口は悩みながらも青葉戦に向けての戦力強化のため、2年生の丸井をレギュラーから外し、代わりに1年生のイガラシを起用します。
部員たちはあまりの猛特訓の辛さと丸井をレギュラーから外したことから、次第に谷口のやり方に不満を募らせていきます。
我慢しきれなくなった部員たちは谷口に抗議することを決め、全員揃って谷口の家へ向かいます。
しかし、谷口は家にはおらず、近くの神社に行っていると聞いた部員たち。
勝利の神頼みでもしに行っていると思いながらも部員たちは神社へ向かいますが、そこで部員たちが見たものは、谷口が父親と猛特訓している姿でした。
しかも、チームの練習よりはるかに厳しい特訓です。
谷口はチームの練習では、部員たちへの特訓だけで精一杯だったため、自分自身の練習が十分にできていませんでした。
ゆえに帰宅後、夜に父親とハードな練習をしていたのです。
それを見た部員たちは自分たちの甘さを痛感し、改心します。
レギュラーから外され退部まで考えていた丸井も、退部届けを破り捨て、考えを改めます。
この動画の最後に、イガラシが
「これがキャプテンが引っ張る力なんだな」
とつぶやいていますね。
前回も書きましたが、まさにキャプテンの「率先垂範」が部員の心を動かした瞬間ですね。
そして、チームが一つになった瞬間でもあります。
私が以前このブログで紹介した本の中に「強育十訓」というのがありました。
その中に「鏡育(きょういく)」というのがあります。
「子供は親(大人)を映し出す鏡である」とよく言われますね。
子供は大人のささいな行動や仕草、考え方を真似ます。
ということは、良くも悪くも子供は大人のそれに影響されるということですよね。
「うちの子供は・・・」
「うちのチームの子は・・・」
なんていう嘆き。
これはその子供と接している親(大人)自身が抱えている問題であることが多いと思います。
だから、大人はよい手本を示すことが大切であるということ。
つまりは「率先垂範」ですよね。
それがいわゆる「鏡育」です。
キャプテンの話に戻すと、谷口は自分では意識はしていなかったのかも知れませんが、結果として部員たちに「鏡育」をしていたんだと思います。
言葉ではなく、まさに行動で示した立派な「鏡育」です。
キャプテンに限ったことではなく、親・指導者としてもこの「鏡育」は常に意識すべきところではないでしょうか

また、谷口はチームの練習では、心を鬼にして容赦ない厳しい猛特訓を部員たちに課しました。
そして、丸井をレギュラーから外したことも含めて、チームとしての最善の方向を模索し実行しました。
墨谷の生温い体質を見事に変えたわけです。
誰でも批判や文句が出そうなことは進んでやりたがりません。
人から嫌われるのは誰でも避けたい。
でもキャプテンとして敢えて嫌われ役になった谷口。
本当は優しくて決断力に欠ける男なのです。
その谷口がある目標のために勇気を出して、そして心を鬼にして部員たちと向き合ったことで状況が良い方向へと変わりました。
これも谷口の強い思いが成せる技だと思います。
そう、どれだけの思いがあるかなんです。
「なんとしても・・・」という思いがあれば、人から嫌われようが怒られようが、全てが前に進む力になるような気がします。
「怒られ役」や「嫌われ役」がキャプテンの代名詞みたいなところはあります。
でも、ある目標のために、あるいは誰かのために泥を被る勇気を持っている人は素敵です

それにそういう経験をした人間は、必ずやそれが今後の人生においての糧となることと思います。
息子も小学生のキャプテンレベルでは酷な部分もあるでしょうが、少しでも理解してくれたらと考える次第です
