今回から「キャプテン」の名場面から、私的に感じることを書いていきたいと思います笑2





【この場面のあらすじ】

野球の名門青葉学院から、野球部としては決して強とはいえない墨谷二中に転校してきた谷口(中2)。

谷口は青葉では二軍の補欠でした。

しかし、それをよそに墨谷の部員たちは、谷口をスーパースター扱いし、大きな期待を寄せます。

谷口も本当のことが言えず、それが次第に大きなプレッシャーとなっていきます。



そんな谷口はその期待を裏切らないよう家で父親と秘密の特訓を開始。

しかし、なかなか上達せず期待に応えられないと思った谷口は青葉では二軍の補欠だったことをキャプテンに打ち明けようとしますが、なかなか本当のことが言えません。



そうこうしているうちに月日が流れ、3年生が引退する世代交代の時期を迎えます。

そこで、谷口は前キャプテンから新キャプテンに指名されます。

谷口はそこで初めて青葉では二軍の補欠だったことを打ち明けました。

しかし、前キャプテンは谷口の陰の努力で青葉のレギュラーにも負けない実力を身に付けたことで、その期待に十分応えたことを高く評価しての抜擢だということを伝えます。

そして下級生からの期待の声もあり、谷口はキャプテンを引き受けることになりました。




谷口キャプテン誕生の瞬間ですね。



私は谷口の泥臭さが大好きです笑2

特に上に立つ者はこの泥臭さって必要ではないでしょうかはてなマーク

誰でもスマートにカッコよく、そして順調に生きることができればそれに越したことはありません。

でも、それは「泥臭さ」を多く経験しないとできないことだと思います。

つまり、誰もが苦痛に感じることや面倒なことを尻込みせず進んでやるということ。

そこにこそ、今までの自分の中になかった新たな気づきが生まれるのです。



人はうわべだけの言葉では心が動くことはありません。

ましてや口だけの人やに行動する勇気がない人に誰がついていこうと思うでしょうかはてなマーク

やはり人の心を動かすのは、その人の「思い」や「姿勢」であり、「行動」だと思うのです。

ひいてはそれが周囲の信頼を勝ち得ることにもなることでしょうキラyellow



だから、キャプテンはとにかく果敢に、そして先頭に立って行動すること。

それが強烈な存在感となり、チームを引っ張る原動力となります。

「率先垂範」こそが上に立つ者の全てと言ってもよいと私は思っています。



「何とか期待に応えたい」

「青葉出身の名に相応しい選手になりたい」

谷口のその強い思いが、連夜の猛練習の原動力となります。

そして、前キャプテンはその谷口の陰の努力を知っていました。

谷口は言葉ではなく、行動で前キャプテンの心を動かしたわけです。



猛練習して上達しなかったとしても、恐らく前キャプテンは谷口をキャプテンに選んだのではないかと思います。

なぜなら、前キャプテンは谷口のことを

「背中でチームを引っ張れる男」

だと見込んだと思われるからです。

物語はまだまだ続くわけですが、谷口はその期待に応え、見事に背中でチームを引っ張っていきます頑張ります!



次回もあるシーンから私なりのキャプテン像について書いていきたいと思います。