ホームラン 2010年 04月号 [雑誌]/著者不明
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この本には、まだまだ野村克也さんの
理論が掲載されていますので、この
ブログでもさらにご紹介します。

前回は、野球の本質(道徳観)について
でしたが、今回は打撃技術論ですバット


野村さんはバッティングに関して、子供
たちに教えたいことは、

「足→腰→腕の順番で打つ」

ことだそうです。

この順番が狂うと絶対に打てないと・・・。



野村さんはこのようにおっしゃっています。

バッターは無意識に空振りを
避けようと腕で追いかけるもの。


空振りを怖がって、腕だけで行ってしまう。

だから、下半身が使えない状態なので、
手打ちの状態になってしまうということ
なんですね。


ゆえに野村さんは選手には

「三振するな」

ではなく、

「三振してこい

って言うそうです。



少年野球の指導者でも、三振を許さない
という人たちが多いように思います。

でも、それが結果的に子供たちが上手く
なる機会を奪っているに他なりません。



うちのチームにも、T岡田バリ
ノーステップ打法の子が数名います。

やはり、そういう子たちは決まってあまり
打てていません。

見逃し三振もしばしばです。

特に見逃し三振は、うちの監督は打つ気が
ないだけだと言って、気持ちの問題だけで
片付けてしまいますが、そうではないんです。



足から動いていない・・・。

つまり、打つ上での準備動作がないから
バットが出てこないんです。

仮にバットが出たとしても、腕から先に
動いていないので、まともに前に飛ばない。



「木を見て森を見ない」

というような、原因と結果を一面的に捉え
てしまう典型的な指導では、子供たちは
伸びません。

そういう意味では、指導者は観察眼と
探求心は常に持っておきたいものです。



ちなみにイチローはバッターボックスで
気を付けていることの一つに、

「グリップをできるだけキャッチャーよりで我慢する」

ことだそうです。


つまりトップの位置でしっかり、グリップ
がキャッチャーよりに残っていれば投球
の見極めが出来ます。

そして、体幹で貯めたパワーも腕(バット)
に効率よく伝えられる形でもあります。



それにしても、さすがにイチローが言う
ことはシンプルでわかりやすいですね。

子供たちに伝えることは難しですが、
イチローのコメントは子供にも分かり
やすく伝えるのに大変参考になります




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