ラブライブ!の小説 『あなたのファーストライブ』 | 雷のエルのブログ

雷のエルのブログ

主にFigmaやフィギュアーツを使ったフィギュア劇場。
他にはGETしてきた戦利品や、ゲーム、コレクションの紹介をしていこうと思います。

※今回の小説はゲーム『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS(スクスタ)』のスペシャルキズナエピソード・TVアニメ2期13話連動ストーリー

『あなたを応援したい!』の続きのお話になります。

※TVアニメ2期13話連動ストーリーとありますが、世界線はあくまで『スクスタ』で、アニメと話は全く異なり、アニメオリジナルキャラである主人公の『高咲侑』ちゃんは登場しませんので、そこはご了承下さい。m(__)m




音楽科・スクールコンサート当日。



璃奈「ここが、あの子の『ファーストライブ』になる会場。大きい…」


しずく「一般のお客さんも、いっぱい来てますね。」


かすみ「先輩、こんなにお客さんがいる前で大丈夫でしょうか…?」

歩夢「大丈夫だよ、かすみちゃん。みんなで励ました時、もう覚悟は決めた!って顔してたから。」

愛「そうそう、歩夢の言う通り。あたしらはあの子を信じて、後は応援するのみっしょ!」

栞子「ですが、スクールアイドルのライブの時と違って、披露するのはピアノや楽器の演奏ですから、客席から声をあげて応援するのは駄目ですよ?」

せつ菜「はい!だから私は、応援用の団扇を作って持ってきました!皆さん、私達の部長を応援する時はこれを使って下さい。」

彼方「成る程~、これなら声をあげなくてもあの子を応援できるね。」

果林「流石はせつ菜ね、用意が良いじゃない。」

エマ「うん!私、これであの子を精一杯応援するよ♪」

ミア「団扇を振ったりするのも駄目だと思うけど…」

ランジュ「じゃあ、どうすればいいのよ?」

せつ菜「団扇で応援する時は決して振らずに、部長に団扇の応援メッセージが見えるように向けて持ちましょう。

それだけでも私達の気持ちは伝わるはずです。」


歩夢「うん、そうだね。」

愛「よし、じゃあ、会場に入ろうか!…て、あれ?あそこに居るのって…」



真姫「あら?あなた達は…」

梨子「やっぱり虹ヶ咲の皆も、あの子の応援に来てたのね♪」


エマ「真姫ちゃん、それに梨子ちゃんも!あの子の応援に来てくれたの!?」


真姫「まあね。あの子、いつも私達の応援してくれてるし。

それに、こういう機会でのあの子の演奏は、是非この目に焼き付けておきたいから。」

梨子「本当はμ'sやAqoursの皆で来ようかって話してたんだけど、残念な事に全員分の席が取れそうになくて。

だから、私と真姫ちゃんがμ'sとAqoursの代表として来たの。」


しずく「確かに、これだけ一般の方も来場されてますからね…」

せつ菜「では、真姫さん、梨子さん、これを!」


真姫「これは、団扇?メッセージが書いてある…」

梨子「ふふっ、成る程。この団扇を持ってあの子を応援するのね?」

せつ菜「そうです!では、会場に入りましょう!」

こうして、虹ヶ咲学園・音楽科のスクールコンサートが始まった。


パチパチパチ!!


エマ(いよいよ次があの子の番だよ!)

歩夢(皆、団扇を構えて!)



司会者の声と共に、迷いのない表情を浮かべながら、ステージに入場してくる『あなた(あの子)』。


かすみ(わああっ…!!)

しずく(先輩、ドレスがとてもよく似合っていて素敵です!)


果林(メイクも盛り過ぎず、しっかり決まってるわね♪)

愛(愛さんヤバい!まだあの子の演奏が始まってもいないのに、トキメキのドキドキが止まんないよ!)

客席に向かって一礼をして、ピアノの椅子に座る『あなた』。

さあ、ここからは『あなた』のステージ!





~🎵






演奏が終わると『あなた』は椅子から立ち上がり、再び客席に向かって一礼をする




すると…


パチパチパチ!!


会場全体に拍手の嵐が巻き起こった。

歩夢(お疲れ様!あなたの演奏、最高だったよ♪)
ミア(これは文句無しだよ!ベイビーちゃん!)

真姫(あの子…曲も演奏も凄かったわね。

これは、私も負けてはいられないわ。)

梨子(うん。私も内浦に帰ったら直ぐにピアノに向かっちゃうわね、きっと…)



『あなた』は自分を応援してくれていた歩夢達の方へ向き直ると、眩しい笑顔を浮かべて彼女達に手を振ったのだった。






※『あなた』ちゃんの容姿はあくまでも作者のイメージです。


終。