目覚めのほこらエネルギー

目覚めのほこらエネルギー




目覚めのほこら最深部に何千年と貯めこまれたエネルギーが

空へと放たれたのです




ホウエン



そのエネルギーは光の粒となり

ホウエンに、世界に降り注いだのです



その光の粒は全ての人の心を

やさしく包み込むような温かいものでした。










勢いよく目覚めのほこらの扉を開け

外へ出ると……



目覚めのほこら



ユウキ「○○○! 」


ダイゴ「○○○ちゃん」



ユウキ、ダイゴさんっ。


生きて帰ってこれたよぉぉーーっ。


うわぁぁぁぁぁーーっ。





ユウキ「終わったんだな…」



…うん。もう大丈夫だと思う。




ダイゴ「○○○ちゃん きみの おかげだ」



ルネの空が元どおりになった



ダイゴ「ほら 見上げてごらん

ルネの空が 元どおりに なった」



ほ、ほんとですね。



分厚い雨雲は消え

いつもの青空が見えます。



キレイ……。

こんなにも空ってきれいだったんだ。








大地か海か



マツブサ「大地か 海か…… 人間か ポケモンか……

我々は どちらかの 幸せを 追求し どちらかを 排除しようとした……」




マグマ団は大地、アクア団は海。


幸せを求めるがため敵対するものを排除しようとしていた。



いとどその考えを見つめなおさねばならぬのかもな



マツブサ「だが 世界の バランスが あるがままに 戻りつつある 今

いちど その考えを 見つめなおさねば ならぬのかもな……


……そう 思わぬか? アオギリよ」




アオギリ「……ああ そうだな」




アオギリ「マツブサよぉ……

テメェの 言ってることは 至極 もっとも だと 思うぜ」





アオギリ「……だがな 急には 変れねえ……」



愛していたポケモンと共に暮らすことが出来ただろう

アオギリ「オレが 理想とする 世界

愛していた ポケモンと ともに 暮らすことが 出来ただろう 世界の

理想形は 今も 変らねえ」




アオギリ「こんだけ 迷惑を かけちまった オレが 何を 言えた 義理でも ないけどな……」





イズミ



イズミ「……そうね」



イズミが口を開きました。




イズミ「アンタは 世界を 滅亡の 危機に 陥れる くらいの 大メーワクを

ひきおこした 大バカ野郎さ!

何度 おっ死んだって 許される こと じゃないよ!」



そう、あと少し遅かったら

ホウエンが世界が終わっていたかもしれないのだ。




許されなくたっていいじゃんよ



イズミ「……でもさ 許されなくたって いいじゃんよ」



どういうことでしょう?





イズミ「アンタが 世界の みんなから 一生 許されない 大バカでも……」

アタシはいてやるよ!アンタと一緒にずっと



イズミ「アタシは いてやるよ!

アンタと 一緒に ずっと いてやるよ!」




イズミ「だからもう……

一人で 抱えこんで ムチャするのは やめてよ……」




アタシらはアンタの仲間なんだから



イズミ「アンタは アタシ…らの…… アクア団の リーダーで

アタシらは アンタの 仲間なんだから」



アオギリ「イズミ…… ……済まねえ」





アオギリとイズミの間にあった亀裂が元に戻ったようです。

良かったねイズミさん。







マツブサがこちらにやってきました。




大人にはこの世界を次の世代に受け継がせる義務



マツブサ「……大人には この世界を 次の世代に 受け継がせる 義務が ある……」



なにやら深い話?





手をとりあうことなのか?それとも争いなのか



マツブサ「それを 造り出すために 本当に 必要なものは なにか

手を とりあうこと なのか? やはり それとも 争いなのか?


団員たち と 共に いま一度 考えてみようと 思う

マグマ団 アクア団の 垣根を 越えて な」



そうですね。

いい考えだと思います。


敵対していた同士だけど

話しあってみたら実は……ってこともあると思うし。






アオギリ「ガキンチョ よう」



アオギリがこちらにやってきました。




アオギリ「べにいろのたまを 使えた テメェなら

こいつも 使いこなせる はずだ」



これって!!



アオギリ「カイオーガの ヤロウに 持たせれば

ゲンシカイキの パワーを コントロールできる だろうぜ」



アオギリはあいいろのたまを渡してきました。




確かに受け取りました。


…良かった、返してもらえた。






アクア団 マグマ団


マツブサ「さらばだ」


アオギリ「あばよ……」


アオギリの顔は今まででは見たことのないくらい

清々しい表情をしていました。





良かった…本当に良かった。


元どおりになって。



改心してくれて。





どんな人であろうと

なにかきっかけがあれば変われるんじゃないかな。


それに一緒にいてくれる大切な仲間の存在、

それが一番の薬であり安らぎ、生きていく意味。






























ポケモンORAS


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イズミかっこいいな。


こんな大迷惑をかけたアオギリを見放さず

一緒に居てやるって言うんだもん。


おまえら結婚しろ!

式に呼べ!笑





アオギリの言う

愛していたポケモンってやはりジラーチ?





しれっとヒガナが写りましたね。


名前は出ないにしろ序盤からチラチラでてるんですよね。




マツブサ