ホーンテッド!/平坂 読
こいつは面白い。
主人公一人称で、電波的な思考を垂れ流す芸風。
最初っからかっ飛ばしている。
冒頭。
主人公は幼馴染の少女に告白される。
そして、その直後、その少女は交通事故で・・・
まあ、ここまでは、文庫のカバーにも書いてあるからバラしてもかまわないだろう(笑
筋をこうやって書くと、ごくスタンダードな小説に見える。
だが。
主人公の言動が、たまらん。
たまらなく狂気に満ちていて、しかも非常にハイテンションだ。
それが最初から最後まで飛ばしっぱなしなのだ。
素晴らしい。
基本的な筋なんて、どうでもいい。
主人公の阿呆なモノローグと、主人公とその他の人のかけあい。
それがたまらなく面白い。
オチのあたりは、こんなので良いのか、と思わないでもない。
が、まあ、アリかもしれないと思わせるほどに勢いがある。
ちなみに、2巻以降は、1巻に比べるとだいぶまったりとして普通の小説っぽくなる。
1巻の面白いところはそのまま、一般の人にも耐えられるようにした感じ。
1巻を途中で挫折したら、2巻にチャレンジするのも良いかもしれない。
ただ・・・これは、ちょっと、クセがありすぎる感じがある。
合わない人には、合わないかもしれないな。
--ryuuri/りゅうり/流離