2月に、会行の南紀・岩トレに絡めて偵察に行った湯谷大滝。前衛滝を巻いて、この目で確認した。
前衛滝、かなり少ない水量。背後に大滝が見えている。
水量も少なかったので、案外登りやすいかなという感触を持っていました。
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さて私達の連休は天気予報に悩まされた結果、本命は止めて、
19日(日)東俣谷不動滝、21日(火)は、ここ湯谷で大滝トライと溯行することにしました。
日曜〜月曜日にかけて、尾鷲で降水量100㍉を記録していましたが天気は晴れで、行かない理由はなく、増水して立派になった沢を期待して入谷しました。
前衛滝二段20mから始まる滝群。前衛滝の背後に大滝が見える。
前衛滝
ウォーミングアップで前衛滝を登ると、湯谷大滝50m。水量豊富で立派だ。
前衛滝を私が登ったので、シブがニコニコしながら「次は私がリードやね!」と、準備。
頑張っていたので後ろから完登を応援していたが、カムとハーケンで3つランニングを取った所で、断念して私と交代。シブは脆いがガバだと言う、勇気なのか力なのか、あと一歩が出なかったようだ。確かに悪くはないが濡れた苔が滑りやすいので慎重にホールドを選び確かめて登った。
支点は、僅かなリスを見付けてハーケンと脆そうなクラックにカムで構築。
脆い箇所も随所にあるので、時間をかけて緊張感たっぷりのリードだった。
立木でビレイ。(高さ20m、ロープ長25m)
季節や水量にも難易度は左右されると思うが、なんとかフリーで登ることができた。
2ピッチ目はシブリード、水線を攻めたかったがリスが皆無で、巻きぎみに一旦樹林沿いを上がって傾斜が落ちたところで水線に復帰。(高さ20m、ロープ長45m)
休憩の後は、沢を詰めまで!
これでもかと畳み掛けるように連続する滝に、日差しが降り注ぎキラキラ輝いていた!
延々と続く溝状の段滝50m、源流スラブ滝30mも眼を見張るもので、本当に秀渓に出会いました!
こんなに民家に近い谷なのに、ほとんど人跡(谷間に植林もなし)がみられず、沢登りの対象として素晴らしい谷だと思う。
2024.5.21(火)台高 往古川 湯谷溯行
メンバー:シブ、私
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