南紀最後?の秘境へ!

GWがない私達。恒例の焚火山行の為に、取っていた5月3日4日の2日間の休み。

最終的に天気が持ち直して、計画通り和歌山古座川支流の小川(こかわ)源流の一つを溯下降してきました。

 

焚火山行はいつもメン募している。入谷したことがない谷を対象にする初めてのことだが、シブは色々情報集めたり周辺の谷を単独で歩いたりして、この時期この谷ならと目を付けた次第だ。

 

メンバーは、ハラケン、ゆーみん、シブ&コージ。

ハラケンとの谷泊は、久しぶりで三之公キノコ股谷以来。彼のルーツは、古座川町だそう。焚火を囲み、そのルーツを聞くことができた。ゆーみんは、入会から焚火山行皆勤賞!。肩を痛めておられたが幾分良くなったのと、ご家族のこともあったが何とか参加が叶った。二人とも、ヌメったナメでこけてしまい、その時に手を付き手首を負傷。この谷は、ラバーよりフェルトの方が良さそうだ。

レジェンドA山さん、岩トレ常連 岩ちゃんも参加予定だったが、二人とも腰を痛めてしまい、残念だが不参加となった。

 

そして本題の溯下降した谷についてだが、小川左岸の谷で、神玉谷(※)を下降〜宮の洞谷(※)を溯行した。(※仮称)

 

2本とも名の無い谷のようだが、下山後にシブにどうしようかと話すと、小川の出合付近に神社マークのある谷を神玉谷、源流部に行宮跡ある谷を宮の洞谷とすることにした。

それぞれ「神玉」「宮の洞」の道標があるのが理由だ。

 

 

さて、当日8時に道の駅 滝の拝太郎に集合。

 

 

ゴールデンウィークで、道中どこも車が一杯だったが、ここは静か。道の駅 虫喰岩も軽キャンピングカー1台だった。やはり紀伊半島最果て感!しかしツバメ達は、元気に飛び回り鳴き声もかわいい。

 

早目に集まったので、早速駐車地へ向けて出発。

 

駐車ポイントは、県道那智勝浦古座川線と林道の接点辺りで、軽車両3台停めて唯一邪魔にならない所。準備を済ませて、県道すぐ脇から伸びる林道からアプローチ。

林道脇にすぐ「宮の洞」看板。翌日、(仮称)宮の洞谷を溯行するとちょうどここに詰め上がった。

 

尾根に上がると小川源流が見渡せる。地形図で確認すると目指す神玉谷は上流部がかなり大規模に伐採されていた。

 
大規模な伐採跡

 
早速、下る。
今回の遡下降は、入口さえ間違わなければ至ってシンプル、わかりやすい。ただ、地形図では谷自体これでもかと蛇行を繰り返しているので楽しみだ。
背丈ほどの藪を漕いだり、鹿よけネットを跨いだり、倒木の山を跨いだり。

 

 

 

 
この谷、溯下降中至る所に石垣や炭焼き跡が見られる。
広い河原には、柄の入った陶器(食器)も散見できた。

 

 

 
待望のナメが断続的に現れる

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
小屋跡

 

 
いよいよ、小川本流出合

 

 
小さな滝でも釜は深い

 

 

 

 
出合いからすぐ上流にかかる吊り橋(地形図にあり)

 
吊り橋の脇から右岸にあがると、神玉の看板があった
 
 
 
 
本流をすすむ

 

 

 

 

 
本流でみつけた泊適地で早速焚火🔥

 
テントも張り放題、この場所が一番良かった。

 

 

 

シブ餃子

 

 

 
シブ主食を調理中
 

 

夜も朝も、沢でこれまでで一番うまくご飯が炊けた!

 

 
メインデッシュは、チーズダッカルビ on the ライス でした!

 
ゆーみんの差し入れ、おかず等が取れていなくて残念(´;ω;`)
とても美味しかったです。ありがとうございました。

 

 
翌朝も、もちろん焚火🔥

 
 
 
出発!

 

 

 

 

 

 
宮の洞谷(仮称)の出合、いよいよ溯行

  

 

 

 

 

 

 

 
左岸に、目を見張る壁、雨降れば滝になるだろう

 

 
二段7m、登れるだろうが、harakenとゆーみんが手首を負傷してるので却下
これは、ロープが必要

 

 

 

 
何かを言っておられるシブ

 

 

 

 

 
この谷も、本当に釜が大きく深い

 

 
 
 
 

 

 

 

 
ナメが美しい

 

 

 

 
蛇行をくりかえすナメ回廊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
もうすぐ詰め

 

 

 
伐採で荒れてもおらず詰めも楽。昨日見た林道脇のこの看板付近に出る。

 

 

 

(総括)大規模な古人の営みに感心、目まぐるしく蛇行する美しいナメ回廊に癒やされて、焚き火を囲んで沢泊堪能。天気に恵まれてよかった!

 

最後になるが、暑い時期に小川本流を溯行予定だ。

以前シーズンオフに、シブが一人で下降しているのだが、深い瀞場や淵がたくさんあり、巻きながらで全貌を見ていないそうで、暑い時期に溯行したいそうだ。

 

連休ど真ん中の「道の駅 滝の拝太郎」は、凄い人出になっていた。


シブのレポートもどうぞ!