2023.8.23-24 越後三山 水無川 東不動沢〜鉱山尾根
 
久しぶりの遠征。
また水無川かと言われそうだが天気予報が良かったのが南魚沼より以北で、家から一番近いココに決めた。
豊野さんのガイドブックに紹介されていて極楽尾根から見る東不動沢は開けて明るいイメージ、滝がたくさん掛り、そして中腹に残る雪渓がいつも気になっていた。
 
谷自体は登れる滝が多く楽しめた。
メジャーな谷が目白押しの水無川にあってはあまり人が入らないのか、人跡はほとんどなかった。
その代わり熊糞に獣臭と腐敗臭のキツい熊の巣を草付トラバースで通過。こんな場所で冬を越すのか?笛をぴーぴー吹いて威嚇した!
2023-2024シーズンは雪が少ないと聞いていた。二又の万年雪渓が心配だったが酷い状態で、私達は草付帯でガッツリ高巻いた。泊地は、高巻き後40m滝の頭の岩棚上。景色は最高、ビルの屋上にいるよう。水無川の支流の沢にはアリアリだ。
 
詰めは、上手く登山道に出たが、下山に使った鉱山尾根は自然に還っていて大変だった。
十数年前にデトノオオナデ沢を溯行した時は、隣の尾根が鉱山尾根で分かりやすかったが、今回は登山道からのルーファイに加えて、藪漕ぎが大変だった。最後は、25mの懸垂で東不動沢に降りることができた。
 
またこの時期は暑さにも注意が必要。下山後ラジオで長岡市の気温が38.9℃だったそうだ。水分不足で本当に二人とも熱中症になりかけだったが、鉱山尾根の途中からデトノオオナデ沢にトラバース出来るポイントがあり、オーバーヒートした身体のクールダウンと水分補給することが出来て生き返った!
 
やはり水無川界隈の沢は面白く充実する。
 
今回の山行、簡単ですが紹介します。
 
駐車地6:22
 
 
これまでにないカグラ滝の水量
 
 
小川のようなオツルミズ沢 6:47
 
 
いつもの場所にあるスノーブロックは小さい
 
 
水無川本流、天気は最高
 
デトノアイソメ 8:30/8:50
昔、大雪渓で真沢敗退した時は、ここをベースにデトノオオナデ 沢を溯行した。
 
東不動沢 
 
 
 
 
 
暑いのでクールダウン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
20m滝、左岸を1P
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2m、その先に10m
 
10m、簡単に水流を登る
 
 
 
 
 
 
15m、左から
 
 
 
 
 
二段50m
 
 
右岸のルンゼから巻く
 
 
 
 
 
4m滝
 
 
 
40m滝
 
 
左岸から巻き上手く滝頭に、そしてその上部二又に広がる雪渓
非常に不安定な雪渓で2人で色々とやり取りしたが、結論谷には降りず左岸の高巻きを選択。それほど困難ではないが草付だったが3時間かかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
雪渓の先にある40m滝
 
40m滝の頭から振り返って、この岩棚をテン場にした
 
その先
 
 
40m滝頭への最後はローブを出した(50m)。
 
 
 
滝頭にある岩棚 1740/6:10
 
 
 
 
翌朝
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
登山道 9:00/9:22
 
詰めた五龍岳近くからの景色
これからの下山が酷道だった。
 
 
 
 
鉱山尾根を下る
 
鉱山尾根から見た40m滝
私的にはこの尾根、現在は悪道と言って構わないくらいの酷道!東不動沢への下降に約6時間を費やした。
 
地元を離れた沢登りは、その土地の風景(家屋やお墓、等)を眺め、スーパー、コンビニ、温泉などに立ち寄るのが楽しみだ。