2023.7.4(火) 本当にこの日だけ文句なしの良い天気予報!

梅雨の晴れ間に、二つの大滝を登ってきました。

 

・古川岩屋谷不動滝右岸

・東ノ川ツキ谷左岸枝谷大滝

 

私は、別の大滝を上げていたのですが、直前の週末に南部も結構な雨量を記録していたのでその案はシブによって却下された。

さてどうなることやら!

 

 

・古川岩屋谷不動滝右岸

 

4月1日の体験山行で不動滝の左壁を巻いてしまっていたので、登っておかなくてはと時間調整的な面もあるが朝一は暑くないだろうと計画。

3時に大阪を出るが、途中で仮眠してしまい、取付きが計画より1時間以上遅れた。

8時を優に超えていて、この右岸壁この時期はもう暑さ地獄だった。

滝の頭でじっとしていると寒気を催す、シブ曰く熱中症になりかけやで!本当にそんな体調だった。

 

右岸壁

 
1ピッチ目
シブのリードから始めるが、パワームーブがあるらしく交代
 
パワームーブは力あれば問題とならない。出だしのトラバースの部分がスタンス細かい。
 
1P目は、滝身近くのコーナーまで
 
1P目終了点から
 
 
2ピッチ目、コーナー脇の岩場をフリーと人工を混じえて登る
 
フォローのシブ
 
 
 
 
 
 
 

・東ノ川ツキ谷左岸枝谷大滝

 

ツキ谷のこの滝は、中森&寄兼ペアにより2021年2月11日に初登された大滝。シブが寄兼さんから勧められていた大滝だ。

 

熱中症ぎみの身体で滝基部まで30分もかからないアプローチだったが、やはりしんどい。しかし、なんとかなるやろスタートする。初っ端からシャワーで、水を得た魚のように、先程のまでのシンドさは、緊張感かアドレナリンのお陰か飛んでいった!

 

そしてこの大滝、なかなか痺れる登りごたえのある滝だった。2ピッチ目を登った時点でヘッデンとなり、おそらく最終であろう3ピッチ目は次回へ持ち越し。

ひっそりと佇んでいる姿に、ツキ谷隠れ滝と命名したくなった。

 

まさに、ツキ谷の隠れ滝

 
 
 
梅雨の最中で立派だ
 
滝下ルンゼの左の岩場を10mほど少し登り、登攀準備
 
1ピッチ目、もう午後2時20分
岩場から滝身へトラバースして取り付く。
好天と今日の水量のお陰で、足元には虹が架かかり、しばしリラックスになった。
 
 
 
最初は快適だが次第にスタンスが細かくなる。
シブから階段状の滝やから余裕やでと情報を聞いていたが全く異なり、人工交えながら慎重に登る。
以前から時間的に余裕をもって臨んだ方がいいと言ってたが、もう後の祭り、取り付きが遅かったので下山リミットを登りながら考えていた。
滝の真中にある岩塔の左脇からの登攀は厳しいと思えたので、岩塔の右側のチムニー状に活路を見い出しに 行くが、水勢強くて締める。一度戻ってよく考えて、草付寄りの岩場に支点をとりながら、岩塔の左サイドに移りジワジワと登る。
最後は、左手のクラックにつまった石にアブミを使い岩塔テラスに出る。
あとで初登者の記録をみると同じラインを登っているよう。
 
岩塔の左脇で考えている所
 
岩塔から見下ろして
 
 
 
1P目 フォローのシブ
 
 
 
カムが奥にランニングしてしまい、外せなくなったよう。
 
 
2P目:
左上に甘える白い立木を目標にする。 水流直上が悪いので左手の草付帯から登り、滝身に出る。
滝中央の降り注いでいたシャワーが、明らかに減水していたのでトラバースして、左岸の立木でピッチを切る。
 
 
 
 
 
 
 
 
シブのフォロー中もミルミル暗くなってくる。
滝中央のハング帯をシャワーを潜って、左岸へ
 
左岸の尾根をルーファイで下山。もう真っ暗。ぼんやりと千尋滝が映し出されていた。
 
久しぶりに、超の付く本チャン滝登りだった。
今日登った部分だけでも、これから再登者を迎え、登れる大滝として定着したらいいなと感じた。
最終であろう3ピッチ目は、早いうちに登りに行くつもりである。→7/12(水)完登しに再訪しました。