「継続は力なり」.。

いつか結果が出るという意味の誰もが知ってるこのフレーズ。私の好きな言葉だ。

好きなことをしているのだから、嫌いにならないし、苦もない、継続できる。

現実は、この言葉通りに一生懸命やると虚脱感に襲われしんどくなる時があるけれど、それでも続けることでいつか報われる。自分の中で、日の目を見ることになるのだ。そう自己満足の世界で、その繰り返しで成長していく。

そんな「継続こそ力なり」を、以前のホームページの自己紹介で好きな言葉のひとつにしていた。

 
そうしながら10年前に仕事をリタイアした後、数回転職を繰り返した。そんな私に説得力はないが、好きなことは嫌いになるくらい没頭してやり、頭打ちになっても続けてやれば、その先に好き以上のものが見えてくる。そう私にとっては、沢登りは身に付いたものになり、好き以上のもの、生き甲斐となっている。
 
その沢登りに役立つ要素の1つとして、岩トレがある。腰痛でボッカが苦痛だった2008年から2011年の3シーズン、集中して鳳来の岩場に通った。
パートナーも、それならと一緒に毎週通い、その深みにのめり込んだ。沢登りは暑い時期の水浴び程度、真冬に目当ての岩場に行けない時は南紀方面のハイキングや太平洋に面した温かい岩場へのエンクラ遠征。平日はジムに週2、3回と本当にフリークライミング中心の生活だった。お笑いだが、ブログのタイトルが逆転していた。しかし、それが私達のそれ以降の沢登りを中心にする生活に大きな変化を付けてくれた。
 
自分たちの鳳来詣でに一区切りついてから始めた冬の岩トレ。
そういえば、わらじに入った頃、わらじの先輩達がやっておられ、新人の自分達にも声をかけて頂いたことを思い出す。
そうして始めたこの岩トレは、私達はもちろん会のメンバー達が沢での悪場の突破を余裕をもって安全に切り抜ける登攀力を向上してもらう為に声を掛けて続けてきた。
この10年で、メンバーの出入りも沢山あった。初心者は必死だと思うが参加者は皆、この岩トレ企画の意図を理解し、参加して鍛煉してきてもらったと思う。また、この岩トレを催している「道場の岩場」では事故等を通しても基本の大事さを身を以って学んだ。
この岩トレも継続することで一歩踏み出せる勇気と自信の基礎となり、力となる。まだまだ得るものが多い岩トレである。