私自身、17年ぶりのヌタハラ谷へ行ってきました。

今回は、シブ企画で私達とMarchさんの3名で出合から詰めまでたっぷり楽しんできました。

 

奇遇なんですがその当時も4月最終日曜日でした。確かGWの足慣らしという感じだったと思いますが、不動滝で引き返しています。

時期が違えば、風情もかなり変わりますが、過去の記憶は不動滝しか残っておらず新鮮に溯行できました。

今年の山にはまだ春は先なのか、新緑の瑞々しさはまだまだの感じで、谷中の見通しがよい状態でした。

 

不動滝(上段滝)

 

写真下、裏見の滝になっている奥峰滝(奥峰滝とは、「秘瀑」によっています)

今日は寒かったので、頭からシャワーを浴びたのはここだけでしたが暑い時期には、釜から滝に取り付きたい滝が多いです。

 

蓮川の谷は、滝の両岸に聳える嵓が多く、巻きも嫌らしく注意を要するように思います。

ヌタハラ谷の不動滝もそうで、巻きには自身も同行者にもかなり気を遣わなければならないでしょう。

そういった厳しい渓相を越えた後、突然源頭は緩やかな表情に変わります。これは台高山脈に共通した顏かもしれません。

 

源頭

この風景も、もう少しで木々や台地によって、緑の明るさに彩られることでしょう。

 

今思い起すと、特に蓮集落より上流の谷は、改めて美しい谷が多いことを認識させられました。