シルバーウイークの20日~22日は、イブキ嵓谷へ。
9月の集会で計画に挙がっていた山行に、前日急遽参加できることになりメンバーに打診。
快く受け入れてもらって4名での山行になりました。
メンバーは、U阪さん、期待の新人K村くん、シブ、コージ。
メンバーは、U阪さん、期待の新人K村くん、シブ、コージ。
私達にとっては、2002年以来の再訪。
簡単ですが、少しばかり写真を通して紹介します。
ローソク岩と呼ばれる手前までカメラの設定がマクロになっているのに気が付かず写真があまりきれいに映っていなくて残念。
昨年の夫婦グエ谷と同じく林道が七面谷を渡る所から入渓。
イブキ嵓谷までは、2m滝、10m滝と美しい滝が続き、左岸に猪鼻の岩壁をみて過ぎると桶側ノ滝が現れます。
桶川ノ滝 二段15m(写真提供、K村くん)
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/c2/4a/j/o0461026014430161910.jpg?caw=800)
今回も水量多めでした。直登断念。
カラハッソウ谷(本流)と別れ、いよいよイブキ嵓谷へ
3m滝(写真提供、K村くん)
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/b8/f5/j/o0260046114430161942.jpg?caw=800)
この奥に、跳ね返り滝があります。
跳ね返り滝 12m(写真提供、K村くん)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/a8/9d/j/o0260046114430161968.jpg?caw=800)
3m滝上から跳ね返り滝を見る。
この滝の巻きは、ここから右岸ルンゼをフリーで少し登った先にあるリッジを2ピッチで高巻く。
跳ね返り滝の上部には、トユ状滝3m、CS2m滝をかけています。
谷相がすこし緩んだところでしばらく休憩。
ナメ状の斜滝 6m(写真提供、K村くん)
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/88/b5/j/o0260046114430161992.jpg?caw=800)
U阪さんが先頭で泳いで、後続は引っ張ってもらい少ない浸かりで済みました。
しばらく狭く暗い谷をゴーロや小滝(3m、7m)、巨大岩3つ、いろいろ通過すると12m滝を迎えます。
12m滝(写真提供、K村くん)
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/42/fa/j/o0260046114430162021.jpg?caw=800)
シブリード
この滝の上には丸いツルツルした釜を持つ4m滝があります。以前、この釜の泳ぎで75Lザックの頭に抑え付けられ、危うく溺れかけました。
限られた幕営地(写真提供、K村くん)
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/48/66/j/o0461026014430162050.jpg?caw=800)
天気が良く最高の1日でした。
二日目、幕営地を出発すると間もなくゴーロの伏流帯が始まります。右岸に100m程あろうかと思われる大岩壁が聳え続いています。
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/41/c0/j/o0260046114430162082.jpg?caw=800)
ローソク岩(写真提供、K村くん)
![イメージ 16](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/6d/75/j/o0260046114430162117.jpg?caw=800)
30m滝
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/1e/37/j/o0308041014430162153.jpg?caw=800)
5m滝(手前)と12m滝(奥)
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/5b/00/j/o0308041014430162188.jpg?caw=800)
この12m滝の上には直瀑15m滝がかくれていて、更に2m、1m、1m、1m、CS2m、CS1m、2m滝と続いていた。
5m滝の頭から、右岸リッジに沿って高巻いていくと、上手い具合にルンゼから30m滝前に下ることが出来る。(写真下)
大釜(φ10m)を持つ30m滝
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/95/4a/j/o0308041014430162325.jpg?caw=800)
壁が立ってきたところからU阪さんが1Pリード
この30m滝を越え、小滝や長い伏流地帯をやり過ごすと狭い谷相の向こうに大岩壁と大きな滝が見えてきます。黒滝とその周辺の大岩壁群です。
黒滝
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/0b/3c/j/o0384051214430162364.jpg?caw=800)
黒滝の上にも10~15m滝を二つかけていた。
黒滝をバックに
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/b4/a6/j/o0308041014430162394.jpg?caw=800)
黒滝左岸ルンゼの内部(30mロープで6P)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/93/22/j/o0410030814430162509.jpg?caw=800)
残すは最終6P目のみ、ルンゼ抜け口の岩の堆積の崩落に注意して巻き終えます(私)。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/1e/8d/j/o0410030814430162539.jpg?caw=800)
黒滝上流の神様が作ってくれたような快適な場所にタープを広げ二日目の夜。
二日目の夜も、焚火と食事と酒をメンバーと楽しむ。
![イメージ 17](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/17/43/j/o0461026014430162581.jpg?caw=800)
翌朝も焚火
(写真提供、K村くん)
中尾の下山路
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/03/ryuunohana0203/64/46/j/o0410030814430162628.jpg?caw=800)
黒滝も迷滝(日裏山谷)も遠望できる気持ちの良い尾根です。
大滝登攀、ゴルジュ突破でもない沢登り、溯行の総合力が要求される。
多くは語る必要がない文句なしの秀逸の険谷でした。土壇場で参加させてもらいましたが、イブキ嵓谷の全てを確認することもでき、本当に十二分に堪能しました。
黒滝の巻きでは、雨粒を時折感じましたがそれ以上は崩れず、全般に天気もよく最高の3日間でした。
多くは語る必要がない文句なしの秀逸の険谷でした。土壇場で参加させてもらいましたが、イブキ嵓谷の全てを確認することもでき、本当に十二分に堪能しました。
黒滝の巻きでは、雨粒を時折感じましたがそれ以上は崩れず、全般に天気もよく最高の3日間でした。
新人・K村くんが、わらじの会のブログにアップしてくれています。
シブの簡単レポもどうぞ!