MBA・FPオフィスALIVE代表の國弘泰治です。

今回はFX取引からオフショア投資に移行するメリットについて説明していきます。

正直この記事を見ている人であれば、「FXだけで十分だろ??」って思う人も居るのではないでしょうか?FXとオフショア投資については基本外貨で運用する点は確かに共通点ではあるものの、FXは短期運用向けそしてオフショア投資は長期運用向けと言えます。

打ち出の小槌みたいにFXだけで利益が出れば最高ですが、そうもいかないといった点がございます。

説明の内容は以下の3点です。

  • FX取引の説明
  • FX取引からオフショア投資への移行ののメリット・デメリット
  • FX取引からオフショア投資に移行するならどれがお薦め??

以上について説明していきます。

FX取引の説明

FX取引は書店などでよく見かけますが、内容としては証拠金を元手としてレバレッジ取引をする商品です。

FX取引が出来る環境としてはインターネットが繋がっていれば土日以外ですが24時間、どこでも可能な内容となります。

FXはどんな外貨に投資が可能か??

取引の説明の続きになりますが、FXに投資ができる通貨についてはドルやユーロそして日本円などといったメジャー通貨や香港ドルやシンガポールドルそしてトルコリラなどの通貨取引が可能です。

メジャー通貨とマイナー通貨の違いは、メジャー通貨の場合は流動性が高くなりますがスプレッドは狭くなる傾向があります。

マイナー通貨はその逆と言っても良いでしょう。

その逆というのは流動性が低く、スプレッドが広いということです。

次にFXのメリットとデメリットについて説明していきます。

FXのメリット・デメリット

FXには以下のようなメリットとデメリットがございます。

メリット デメリット
少額投資可能 相場の急変動があり、短時間に大きな損失の可能性あり
取引時間が長い 預け入れた金額以上の損失も発生することもある
上昇・下落両方で利益が狙うことができる 先読みの難しさ
手数料が無料・取引コストがかからない  

それではメリットとデメリットについて詳しく説明します。

メリット

最大のメリットとしてFX口座によりますが少額投資が可能な点は無料である点は魅力ですし、取引時間に関してはほぼ24時間のため長い点は魅力です。

取引面では上昇及び下落において利益を狙うことも可能ですし、FX口座を発行している業者によりますが、手数料も無料であったり取引コストも無しでの取引が可能になります。

デメリット

相場の急変動もあり、短時間で大きなもしくは莫大な損失が発生する可能性もございますし、預入れた金額以上の損失も発生する可能性もあり、更に世界中の通貨取引をするので先読みも難しい点もございます。

デメリットについては説明をしましたが、短期間での大きな損失や預入れた金額以上の損失となると確かに厳しいかと思います。

そこでデメリットの対処法として、少額で投資することとレバレッジをあまりかけないことそして注文方法を覚えて損失を最小限に食い止めることが鉄則です。

最大の損失を避ける方法としてはロスカットがある口座を選ぶことが先決です。

ロスカットは損失が一定水準に達した場合に、保有しているポジションが強制決済されるルールのことです。

FX取引が上手くいけば、多額の資金も入りますが、ただすべてを軍資金とするのはリスクが大きくなります。

資金を長期運用専門の資産運用とFXの軍資金と分けて投資する方法も1つです。

そこで上げるものとしてオフショア投資をおすすめしています。

次にオフショア投資について説明していきます。

オフショア投資とは

主にタックスヘイブンと言われている金融機関の金融商品に投資することです。

海外FXもその一つですが、提案するものとして長期で資産運用できるものを提案しています。

NISAでもいいのではと思うかもしれませんが、NISAであれば非課税になる点や複利で運用できる点は良いのですが、せっかく貯めた外貨へ投資ができないのでおすすめができないと考えております。

オフショア投資については同じくメリットとデメリットがございますのでその点についても説明していきます。

オフショア投資のメリット・デメリット

オフショア投資のメリット・デメリットについては以下の通りです。

メリット デメリット
沢山の金融資産への国際分散投資が可能 言語が通じない
複利での投資が可能 会社になじみがない
元本が倍になる年数が日本のものより早い カントリーリスクや政治的リスクがある
少額で投資が可能(月3万円ほどから)  

メリット

沢山の金融資産で分散投資が可能であり、更に複利で運用することで元本が倍になる年数が日本の普通預金や定期預金よりも増えるのが早く、毎月の投資額については高いイメージはあるかと思いますが、月3万円程度で始めることのできる内容となります。

しかも運用期間中については税金も非居住者であれば無税の国もあります。

このように考えていくと本当に魅力のあるものも多いので、検討するのも一つですが、「デメリットもあるのでしょ?」と思う人も居ると思います。

それはもちろんデメリットもございます。

次にデメリットについて説明していきます。

デメリット

デメリットについては海外に投資するので、言語的な障害に当たる可能性はございますし、馴染みのない金融機関についても「プルデンシャル生命とかアクサ生命は聞いたことあるけど、RL360°(旧ロイヤルロンドン)やDominionってどこやねん」って思う人も居るでしょう。

自分も同じでした。

ここでデメリットの対策について説明していきます。

デメリットの対策

さきほど表で説明を見てデメリットについて書きましたが、言語が通じない点や会社になじみのない点そしてカントリーリスクや政治リスクについてどのような対策を取るべきかお話していきましょう。

言語が通じないリスク

申込先は海外なので、英語や中国語などを勉強しないと加入できないかと思いますが、実際は日本語でも対応が可能です。

日本語で申し込みをしたいとなれば、日本人サポートセンターがある代理店に申込することが先決です。

会社になじみがない

会社については、日本に支店がないので馴染みがないのは当然です。

先ほど挙げたRL360°はロイヤルロンドン時代から考えると150年以上の歴史がございます。

150年以上の歴史となると日本で初めての保険会社は1881年に創設された明治生命(現在:明治安田生命)が初めてですが、RL360°は1861年となっています。

そのため日本で初めての保険会社よりも長く続けている所がほとんどです。

カントリーリスクや政治リスク

FX取引や外貨預金をされている人であれば、世界情勢を見ていくことは必須ですが、オフショア投資も同じです。

そこでカントリーリスクや政治リスクについては国の格付けを見ていくと良いでしょう。

格付け機関としてはS&PとMoodysに乗っているところを確認すると良いかもしれません。

RL360°があるマン島であればMoodysでの格付けがAa3でDominionがあるガンジー島はS&Pの格付けによるとAA-となっています。

このように本社がどこにあるのか、本社のある国はどんなことを重点に入れているのかなど見ておくと良いでしょう。

オフショア投資に関しては、格付けも高評価を取っていますので、詐欺といった事はほとんどないでしょう。

金融機関の本社がある国について調べていくと「ここだったら金融機関に万が一のことがあっても安心だということもわかってきます。

私もある程度であればお答えも可能です。

次にどのような商品が実際にあるのか説明していきます。

オフショア投資の金融商品はどういうものがあるのか解説

先ほどオフショア投資のメリットデメリットについて説明をしましたが、大きく分けると①海外積立投資②オフショア生命保険③オフショア資産管理口座④オフショアファンドがございます。次にこのような商品の内容について説明していきます。

4つのオフショア投資の説明

オフショア投資には、代表的なものとして海外積立投資やオフショア生命保険、オフショア資産管理口座そしてオフショアファンドの4つと説明しましたが、実際どういうものなのか説明していきます。

海外積立投資

日本でオフショア投資というと一番メジャーな商品です。

積立金額としては一番安いものとしてはINVESTORSTRUSTのEVOLUTIONが月100ドルから投資が可能になります。

平均的なものとしてはRL360°やDominionの200ドル後半〜300ドル位の金額になります。

FXや外貨預金をされていない方やその他の外貨をお持ちでない方であれば、私はRL360°を薦めていますが、ドルで投資を考えているのであればDominionが手数料が一番少ないのでお薦めです。

株価連動で考えているのであればINVESTORSTRUSTのS&P500INDEXがいいかもしれませんね。

オフショア生命保険

いわゆる海外生命保険で、日本に支店のない保険業者が販売する生命保険のことを言います。

日本で人気のものとして香港のものが人気となっています。

その香港の人気保険会社としてはFTLIFEやSUNLIFEという保険会社がございます。SUNLIFEについてはカナダ本社ですが、2022年の香港の保険会社ランキングの総資産で11位、FTLIFEは13位となっています。

SUNLIFEについては、トロント、ニューヨークそしてフィリピンの証券取引所に上場しております。

オフショア資産管理口座

いわゆる海外の証券口座のことです。

オフショア資産管理口座については、日本円で1000万円から投資できるヘッジファンドを日本円で150万円程度で投資が可能であることなどメリットがございます。

ヘッジファンドを挙げましたが、ヘッジファンド以外にも株やETF、債券そしてファンドなどにも投資が可能です。

オフショア資産管理口座の使い方として、FX取引での投資の利益や外貨預金で貯めたものや日本円ををオフショア資産管理口座に送金して、送金した外貨や日本円を株やETF、債券そしてファンドなどへ投資するものとなっております。

取引についても世界中の金融商品に投資が可能で、ネットのログイン画面で確認でき、そのログイン画面についても日本語で対応しているといったメリットがあります。

こちらについてはまた別の記事で説明していきます。

オフショアファンド

オフショアファンドは聞きなれない言葉だと思いますが、オフショアファンドはケイマン諸島やバミューダ諸島そしてガンジー島などといったタックスヘイブンと呼ばれる、税金が低い、税制や運用規則の緩いエリアの国や地域で設定されたファンドを言います。

オフショアの意味は広く考えると海外ですが、元々は陸地から離れた沖合と言った意味で、その対義語としてオンショア(国内)という言葉がございます。

以上が説明となります。

お薦めは投資方法が一括か積立で違ってくる

お薦めについては、一括で投資したい方と積立で投資したい方で別れてきます。

一括で投資したいのであれば、オフショア資産管理口座を作ってオフショアファンドへ投資する方法、積立であればRL360°とDominionなどといった金融機関にある海外積立投資がお薦めです。

ちなみに海外積立投資で挙げているDominionは一括投資もございますし、分別管理方式を採用されているのでお客様の資産と運用資産を分けております。

オフショア生命保険についても、一括と積立の両方でおすすめします。

その理由としては積立に関してはFTLIFEやSUNLIFEといった香港のオフショア生命保険であれば両方のプランがございます。

まとめ

せっかくFX取引で稼ぐにしても外貨預金で貯めたとしても貯めた資産を有効活用することで資産をもっと増やすことのできる可能性があるからです。

「FXでやっていけばいいのでないか」と思うかもしれませんが、確かにFXで打ち出の小槌のようにお金を出すことができれば問題はありませんし、外貨への分散投資は可能ですが、資産の分散となると株式や債券などの資産に投資できるかというとそうではないです。

RL360°って聞くと「ポンジスキーム」とか「詐欺」って言葉が出てくるかもしれませんが、実際に言うとあまり対応の良くない代理店で投資をしたことからこのような疑問が生まれるということです。

当事務所はRL360°以外でもDominionやFTLIFE、SUNLIFE、オフショア資産管理口座、オフショアファンドまでは対応可能です。

ITAについても自分は扱っていない部分はございますが、扱っている知り合いにシェアも可能なので一度相談いただければと思います。

何かございましたら、alive.kunihiro@gmail.comまでご連絡いただければと思います。