羽賀道場の稽古の後、渋谷の「ドン・キホーテ」、「東急ハンズ」に赴く。しかし白スーツはなかった。仕方がない。新宿、上野のアメ横にあるだろうと思い、渋谷をあとにしようとするも途中、地下街で白ハットが売られているのが目に入った。そういえば永ちゃんスタイルなら、白ハットも、と頭をよぎった。

新宿でも「ドン・キホーテ」、「東急ハンズ」はある。東急ハンズではモニターで「マツケンサンバⅡ」の音楽と映像が流れていた。CD、DVD、衣装、そしてヅラ、までもが売られていた。実に時宜に適った商売である。「マツケン」コーナーに人だかりが絶えることはなかった。しかし、そこでも白スーツはない。途方にくれた。

「マツケンサンバⅡ」が流れる中途方に暮れていた。しかし、セーラー服の横にお医者さんのコスプレ白衣(写真)を発見したのである。これならば裁縫でチョイと繕えば白ジャケットになる。よし、とレジに向かった途中、ハットが目に留まった。ビニール製の黒のソフト帽である。これも使える! カラースプレーで白くすれば白ハットの出来上がりである。もはや背広にこだわる必要なかった。この二つをgetした今、あとは白のズボンさえあればいいのである。

しかし「東急ハンズ」、「ドン・キホーテ」いづれも白ズボンは見つからなかった。しかし「ドン・キホーテ」のケバケバしい雰囲気でかなり気分が悪くなった。カップルの客が「こんなに(品物を)積み上げてちゃ火事になるよねー」と時事的な話をしているのを脇で聞き、更に気分が悪くなった。どうしようか?

結局¥1980の黒のスラックスを買った。やむをえない時はこれをハット同様スプレーで白にするつもりである。ムロン一度しかはけないだろう。覚悟して店を出、一応上野のアメ横に足を伸ばすか、でもあるかどうか怪しいしな。もういいか、稽古行こうかと南口に入った時、やっと気付いたのである。

下北沢があるではないか。古着の町として有名な下北沢の存在をようやく思い出した自分の鈍感さを憎みつつシモキタへ。夜の稽古は残念ながら出られそうにない。