「男の純情」をネット検索していくうちに須佐卓郎氏のMIDIサイトを発見したことは前に述べた。このサイトは懐メロを扱うサイトの中でもっとも音質が高い。なにせシニアの方々がご自宅でカラオケできるように、という趣旨でつくられたものである。「男の純情」だけでなく、「国境の町」、「夢追い酒」などが個人的には良かった。(ちなみに本書込にリンクされているMIDIを聞く時はイヤホンをつけることをお勧めする。なぜならその方がより音質がいいし、それにそのメロディ自体によって周囲の好奇の視線を浴びかねないためである。)

須佐氏のサイト以外の懐メロMIDIサイトでは、「ふくちゃんの音楽室」がある。前者より曲数がより多く音質落ちるもののアレンジも悪くない。「鉄道唱歌」や 「ラバウル小唄」、 「次男坊鴉」などがいい。(しかし「鉄道唱歌」66番まであるとは…)

その他の懐メロMIDIサイトは「おやじの唄」、「MIDI THEATER」などがある。音質はいずれも須佐氏のサイトのそれよりも数段落ちる。しかし前者は圧倒的な曲数を誇っており、たまにアレンジが良かったりする(「星落秋風五丈原」のピアノverはいい!)。また後者は各曲に説明やエピソードを紹介していて興味深い。また最近MP3の音源がupされていて、こちらの音源はイイ(例えば「国境の町」)。

ここまで書くと何だが右翼予備軍のようであるが、そもそも自分はどちらかというと左寄りである。高校時代は『中国の赤い星』に一時期はまってすらいた。したがってそちらの系統の歌曲にも関心は当然ある。インターナショナルやソヴィエト連邦国歌、 「義勇軍行進曲(中華人民共和国国歌)」といった曲に関心はあった。そんな自分が革命歌、労働歌のMIDIを探し始めるのも自然の流れであった。

うたごえ喫茶「のび」はそんな私のneedsに、いやそれ以上に応えてくれた。ここまでくるとこの猿術航路は革マルや全学連、連合赤軍の皆様へのアクセス・ルートと思われるかもしれないが、そういうことはない。それではこのブログの作成者は頭のおかしいところがあるのでは?と疑われるかもしれない。その嫌疑は……無きにしも非ず、である…。
 
しかし、このサイトは普通に(?)面白い。たとえば「インターナショナル」はロックバージョンなのである。あのカチューシャも同様ロックな仕上がりで、このサイトの多くの革命歌、労働歌はそういったアレンジが施されているのである。ポーリュシカ・ポーレもカッコイイ。

そして、なんと北朝鮮の楽曲まである。個人的には「作業場の休憩」がお気に入りである。しかし東アジアの楽曲にロックテイストが加わると何か不思議な感じがする。東アジアというと我が国日本であるが、これ系の日本の楽曲では「私たちは俺たちは(国鉄労働組合歌)」、「聞け万国の労働者(メーデー歌)」が好みである(もっともメーデー歌は軍歌歩兵の本領と同旋律)。

まあ懐メロとはいっても音楽だから良い曲は良いし、ダメな曲はダメなのである。またMIDIとはいってもこれも音楽だから音質の良し悪しについては好みの分かれるところである。好きな曲やメロディが分からない・忘れてしまった曲は自分で検索するのが一番納得できるのではないか。曲名や歌詞、作詞家や作曲家などを入力すると結構多種類のMIDIがでてくる。それにしても便利な世の中になったもの…。