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>6年前、末っ子がいよいよ小学生を迎えるにあたって、我
が家の子供達3人のかねてからの夢だった「犬を飼える」
日がやって来ました。
今まで、その日を夢見て、集めた犬
の本、そして図書館からも犬の本を各々が借りて、犬の種
類や飼い方を勉強
、「ゴールデンがいいかなぁ?」「やっ
ぱり、トイプードルがいいかなぁ?」とワクワクの毎日。
そして、最終決断…の前。私自身は保健所からと決めてい
ましたが、この時、選択肢は子供へ一任するつもりでした
。「保健所には、新しい家族を待つ犬がいるんだよ。行く
だけ行ってみよう」そして、郡山市の保健所に家族で出か
けました。
そこには真っ黒な子犬が一匹。子供たちの眼が
輝きました。
その小さな子犬も同調するように、今まで沈
んでいた目が輝かき始めました。保健所の方から、注意事
項を説明してもらいその日は帰りました。
子供たちには、
私からは、一切、勧めませんでした。
むしろ純血種じゃな
いけど良いの?どんな...成犬になるかわからないよ?今まで〇〇が良いって言いて
たんじゃないの?と思いとは裏腹の言葉をかけました。
し
かし、子供たちは「絶対に面倒を見るからあの子を飼って
あげて!」
「明日、引き取りに行きたい!」一週間の猶予
を保健所職員の方にもらっていましたので、子供たちの決
心をみる上で、2、3日の間、様子を見ていると
、初対面
の時の職員さんとの話しを横で聞いていた子供達、
「一週
間しか時間無いんだよ!!早く行こうよ」
「私たちが飼わ
なければ、殺されちゃうんでしょ…」逆に脅されました。
そして「私たちが飼いたいのはあの子!」結局4日後に内
心、大感激の私は子供達と一緒にその子犬を迎えに行きま
した。そして、ジャックは我が家のかけがえの無い家族と
なりました。
子供達が一緒に暮らしたいのは、決して血統書付のペット
ではありません。商品というぬいぐるみでも無く、血の通
った大事な生命、家族としての大切なパートナーでした。
もし、保健所からの選択肢を知り、これから犬猫を飼いは
じめるご家族でしたら、同じ体験になるのではとも思いま
す。我が子ながら、命の大切さを知り、正しい判断が出来
る年になったんだなぁと、成長を実感し感激できた体験で
もありました。
この選択が、ありふれた日本の当たり前になる事を心より
願っております。