京都の古刹歩き 〔洛北No.4〕 | 龍虎俊輔の独り言-無心是我師-

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《 京都の古刹歩き 》

〔 洛北 No.4 〕
【 勝 林 院宝 泉 院
僧たちが
仏教議論を戦わせた舞台



勝林院は経文に音曲をつけて
歌う修行・声明の道場で、
「大原談義」や「大原問答」など、
仏教上の議論の場としても著名。
勝林院住職の住まいとして建てられた。


◆ 観賞POINT ◆
勝林院の本尊・阿弥陀如来像は、
大原問答(法然上人が浄土教について説いた)の際、
正論ならば、自ら光を放って証拠を示したといい、
「証拠阿弥陀」の名がある。
また、
住時の建物の大半は焼失したが、
梵鐘は創建当時の作と伝わっています。

一方、
宝泉院は、
客殿の柱の間に見る庭を
額縁の絵に見立てた額縁庭園、
伏見城落城の悲劇を伝える血天井、
樹齢700年の「五葉の松」などが名高い。

◆ エピソード ◆
勝林院の踏出阿弥陀如来は
名のとおり片足を踏み出した姿。
大原問答の際、
証拠を示すために前に出たという伝説があります。
宝泉院の額縁庭園は、
「盤桓園」の名でよばれており、
これは、
「立ち去りがたい」の意。
抹茶と菓子で、庭を眺めていると、
まさしく立ち去りがたい気分になります。


■ DATA ■
[ 勝 林 院 ]
《 所 在 地 》
京都市左京区大原勝林院町187
《 交通アクセス 》
京都駅前より
京都バス17系統に乗車し、60分
『大原』停、下車徒歩15分。
《 拝観時間 》
9時00分~17時00分
《 拝 観 料 》
¥300

[ 宝 泉 院 ]
《 所 在 地 》
京都市左京区大原勝林院187
《 拝観時間 》
9時00分~17時00分
《 拝 観 料 》
¥800


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 龍虎 俊輔 
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