《 京都の古刹歩き 》
〔 洛北 No.3 〕
【 実 光 院 】
- 勝林院塔頭 -
庭園と桜の見事さで
知られる!
勝林院の塔頭の1つ。
2つの塔頭が併合された歴史があり、
それぞれの庭園を継承しています。
また
秋から咲く「不断桜」も珍しい!
◆ 観賞POINT ◆
趣の異なる2つの庭があるのは、
普賢院と理覚院という2院を併合した
実光院ならではの見所である。
旧普賢院庭園は
江戸時代後期の作で契心園ともいい、
客殿の南にあります。
心字池に滝が流れ落ち、
築山の松は「鶴」を、池の島は「亀」を、
表しているという。
旧理覚院庭園は、
中央に瓢箪池を配した池泉回遊式。
付近の山々を借景とするため庭木を低く仕立て、
きわめて開放的な明るい印象を与えている。
庭木の中で異彩ほ放つのは、
初秋から春にかけて咲く「不断桜」。
秋には観桜と紅葉狩りが
一度に楽しめます!
◆ エピソード ◆
旧理覚院庭園は、
現住職が近年作庭したもの。
その西北隅にある茶室「理覚庵」も、
同様に現住職が設計したものだそうです。
それらの材となった木も、
ほとんど実光院領の山林から調達している。
言わば、
自給自足の庭、というのが
実に興味深い!
■ DATA ■
《 所 在 地 》
京都市左京区大原勝林院町187
《 交通アクセス 》
京都駅前より
京都バス17系統又は18系統に乗車し、60分。
『大原』停下車、徒歩10分。
《 拝観時間 》
9時00分~17時00分
(12月~2月:16時30分迄)
《 拝 観 料 》
¥600(抹茶付)
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★ 龍虎 俊輔 ★
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