[- 悠久の不思議な歴史を巡る旅 -]
≪ 比叡山延暦寺 ≫
多くの名僧を輩出した
日本仏教の聖地であり、仏教の総合大学である
比叡山延暦寺の歴史探訪の旅は、
本日が、9日目!
本日の旅より
延暦寺西塔エリアの
歴史探訪ツアーとなります。
延暦寺西塔は、
浄土院の北西、
約600mに位置しています。
奥比叡ドライブウェイがそばを走っていますが、
天を指す老杉が聳え、
森閑とした境域となっています。
転法輪堂を中心に
椿堂・常行堂・法華堂
恵亮堂・政所
居士林食堂・相輪塔
そして道路を隔てて、
瑠璃堂・黒谷青竜寺が建っています。
それでは!私と一緒に
悠久の不思議な歴史を巡る旅に
出掛けましょう!
不思議9
〔 椿 堂 〕
延暦寺東塔エリアに立っている
山王院から西塔エリアに入り、
浄土院を経て、
通称「にない堂」と呼ばれる法華堂の
手前の右手下方の道を下りたところにある
小さな御堂のことです。
『都名所図会』には・・・
「如意輪観音ほ安置す。
山門建立以前、
聖徳太子この山に登て勝地を求て
この本尊を安置す。
又、
椿の御杖を伽藍の傍らに立て置かれけるが、
後に杖葉茂りて大木となり、
年経て荒廃に及び今小堂あり」
と記されています。
『伝説の比叡山』には・・・
もう少し詳細に記されています。
聖徳太子がある日、
ふと
丑寅にあたる山の端に光る宝塔を認めたので、
険しい坂道をものともせず、
比叡山に登った。
谷間の雪を踏み分け、
聖徳太子は
ここぞと思う霊地を卜して小堂を建て、
守り本尊の如意輪観音を安置した。
聖徳太子は、
杖としていた椿の枝をそこに突き刺して、
山とともに幾千年の末まで
栄えんことを祈念。
やがて根を下ろした椿の枝は
大木に育ったという。
比叡山にある伝説の中に
聖徳太子に纏わる伝説があるとは・・・
意外でしたね。
この伝説によると
椿堂を建立したのは、
聖徳太子
ということになります。
本日の歴史探訪の旅は
ココまで!
明日以降の
歴史探訪の旅の更新に
乞うご期待!!
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★ 龍虎 俊輔 ★
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