教王護国寺の十不思議の旅!? | 龍虎俊輔の独り言-無心是我師-

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歴史作家の龍虎俊輔本人によるブログ。

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壮麗な伽藍
迫力の立体曼荼羅
そして、
平安京の神秘
体感できる世界遺産である
教王護国寺の
不思議を巡る旅は、
本日で、日目!

正式名称「教王護国寺」
通称「東寺」
徳川家光が再建した
五重塔は、
京都のシンボル!

この京都のシンボルを持つ
教王護国寺の
不思議を巡る旅の続き!


日目 ≫

それでは!私と一緒に
悠久の不思議な歴史を巡る旅に
出掛けましょう!!

不思議⑦ 〔 灌頂院の閼伽井 〕

灌頂院は、
境内の西南隅に築地を
巡らした一角にあります。
真言密教の灌頂
修法の専用の道場
として弘法大師の死後に
創建されたため、
境内で最も密教的な存在
といえる建物になります。


正面7間、側面7間、単層、
寄棟造、本瓦葺で
構成された建物となります。


火災や地震で修復を重ねたが、
天正十三(1585)年の
地震で大破してしまいました。
現在の建物は、
寛永十(1633)年、
徳川家光によって、
再建されたもの
になります。


その灌頂院内の北西に、
屋形を設けられた井戸があり、
これを閼伽井
言います。


閼伽井の水は、
正月の御修法(1月8日~14日)や
4月21日の御影供に供される。
閼伽井には善女竜王が、
祀られております。


なんと!
この井戸は、
京都市中京区にある
神泉苑に通じているという
伝説があるんです!


雨乞いにも効験があるようです。
京都坊目誌』には・・・
天正17(1590)年6月大いに旱す。
僧応其この井に祈念して、
忽ち感応ありしと

と記されています。

また、
閼伽井の屋形には、
御影供の前日に弘法大師が、
描いたという朱色の馬の絵馬が、
三枚掲げられる。

中央が今年左が昨年
右が一昨年のもので、
その年の豊凶を
占うもの
だそうです。


この絵馬は、
御影供の日に
一般公開されます。

灌頂院の内部は、
外陣・中陣・内陣に分かれており、
内陣の中央5間の東西に
両界曼荼羅図
掲げる大壁が、
設けられています。

東門と北門は、
鎌倉時代に建築された
建物
となります。

普段は拝観できませんが、
正月の後七日御修法が行われ、
また4月21日の正御影供の際に、
一般開放されています。


弘法大師ゆかりの
閼伽井の不思議な伝説の
お話の旅でした。


本日の旅はココまで!
旅の続きを
乞うご期待!!


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 龍虎 俊輔 
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