北山鹿苑寺の九不思議!? | 龍虎俊輔の独り言-無心是我師-

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歴史作家の龍虎俊輔本人によるブログ。

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金閣寺の通称で有名な
鹿苑寺の不思議を巡る旅して、
本日は、日目!

本日は、
通称「金閣寺」の由来となった
舎利殿(金閣)への旅となります。

それでは!私と一緒に
不思議な世界を巡る旅に
出掛けましょう!!

日目 ≫

不思議④ 〔金閣(舎利殿)〕
金閣は・・・
漆地に金箔を押した
三層宝形造の建物で、
正式名称は、
舎利殿と称する。
初層・二層・三層の
其々に異なる様式

採用した特異の建築
となっています。

初層は・・・
寝殿造
法水院と称し、
中央に宝冠釈迦如来像、
向かって左に法体の足利義満坐像が
安置されています。

二層は・・・

書院造風武家造
潮音洞と称し、
岩室観音坐像と四天王像が、
安置されています。

三層は・・・

禅宗様仏殿造
究竟頂と称し、
仏舎利が
安置されています。

屋根は・・・

椹の薄い板を重ねた柿葺で、
頂上には金銅製の鳳凰が、
飾られています。
尚、
金箔は、
二層及び三層のみ
貼られています。

閣中に金箔が張りつめています。
雍州府志』には・・・
閣の内外、悉く金箔を貼す。
世に金閣と称す。

と記されて、
京羽二重』には・・・
閣の内外ともに金箔を以て
かざりとす。
これ故に世人金閣を号す。

と記されています。

鹿苑寺金閣は、
国宝保存法により、
国宝に指定されていましたが、


実は・・・
1950(昭和25)年、
学僧の放火により
炎上してしまっているんです。


国宝・金閣(舎利殿)は全焼
国宝・足利義満坐像や観世音菩薩像、
無想疎石像等10体の木造等も
焼失してしまったんです。


この金閣寺放火事件は・・・
三島由紀夫の小説『金閣寺』、
水上勉の小説『五番町夕霧楼』や
金閣炎上』の題材にも
なっています。



頂上にあった
鳳凰及び「究竟頂」の額は
火災以前に
取り外されていたため、
焼失を免れて、
現存しています。


このうち金銅鳳凰は、
1999(平成11)年に
京都市指定文化財に
指定されています。


1950年に焼失している金閣が、
現存しているのは、
1904年から1906年にかけて、
解体修理をした際の図面や写真、
古文書を基に、
1952年から1955年にかけて、
再建したからだそうです。
なので、
創建当時の姿のままを
現在も観れるというのは、
不思議ですね。


今日の旅はココまで!
旅の続きを
乞うご期待!!


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龍虎 俊輔
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