三十三間堂の通称で有名な
蓮華王院の不思議な旅の続きです。
その不思議な旅の4日目です!
今回もまた私と一緒に
不思議な世界を巡る旅に
出掛けましょう!!
不思議④ 〔 通し矢 〕
通し矢とは・・・
本来、
本堂の西側の縁において、
端から端まで
六十六間(約120m)を
一昼夜に何本の矢を通すかで
競われた争いのことです。
このことを【大矢数】とも
言われたそうです。
室町時代後期の『洛中洛外図』にも
本堂の傍らで弓を射る武士の姿が
描かれています。
『雍州府志』には、
「近世、武家、射芸の者、初夏毎に此の堂に
登り、暁より暮に至りて矢を放つ。
その数一万に至る。
その内、直に発るもの、是を通り矢という」
と記されています。
実際の記録については、
『都名所車』に
「寛文二年五月二日
尾張の星野勘左衛門八千九筋。
そののち貞享六年四月二十七日
紀州の和佐大八八千百三筋なり」という。
記録の検証は、
妙法院の寺侍が務めた。
堂内に星野勘左衛門と和佐大八郎の
「天下一」の掛額が、残されている。
和佐大八郎が、天下一となった時、
若干十八歳であったそうです。
今は、毎年一月十五日の
「柳の御加持」の結願にちなむ行事として
弓の引き初め儀式があり、
大いに賑わっています。
ただ、
現在の通し矢は・・・
庭で60mの距離を
1人2矢づつ射て競うイベントに
なっています!
このことが、なんで?
不思議なことになるのか?
不思議なんですよね(>_<)
通し矢の不思議な伝説の
お話でした。
では!次回が
蓮華王院の不思議な旅の
最終日となりますので
乞う御期待!
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☆龍虎 俊輔☆
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