お寺のパワーって!なんだろう?(^_-) PART 6 《LAST》 | 龍虎俊輔の独り言-無心是我師-

龍虎俊輔の独り言-無心是我師-

歴史作家の龍虎俊輔本人によるブログ。

国内旅行、寺社仏閣、京都に関してを題材にして、
言いたい放題。+「☆本日はこんな日だ!☆」
「百鬼乙女関連記事」
一読したら、Facebookの「いいね」を押してね。
Twitterをやってる方は、ツイートしてね。

お寺のパワーをお伝えするのは、
今回が最後になります。
その最後のテーマは、「音」です。

お寺の音で、真っ先に思い出すことが出来るのは、
除夜の鐘だよね(^_-)

でもね。
お寺には音を出す法具って、たくさんあるんだよ!

お堂の中を観て歩くことが出来たら、
「鳴らしもの」を見つけるのも面白し、楽しめるよ(^_-)

ま、「鳴らしもの」には、ちゃんと役割があってね。
その役割は、
1つは、寺院内の僧侶や地域の人々に時刻を知らせること。

もう1つは、読経するときにリズムをとること。

2つあるんですよ!

「鳴らしもの」の代表と言えるのが、
皆さまが、良くご存じで、
除夜の鐘で知られる「梵鐘」。

「梵鐘」というのは、インドから伝来してきた鐘のこと。
本来はね。
法要の予鈴として、朝夕の時報として

役割が
あるんだよ!
意外と知らない人、
いるんじゃないかな(>_<)

「梵鐘」の音の響きってさ。
周囲を一瞬して厳やな雰囲気にしてしまうよね(^_-)
でも
この響きに、
一切の苦から逃れ、悟りに至る功徳があると
言われているんだって!

禅宗寺院の僧堂や庫院の廊下には、
木製の「魚鼓」や青銅製の「雲版」などの、
鳴らしものが掛けられているんだってね。

修行僧に、食事やおつとめ、修行等の時間を
知らせる合図に打ち鳴らされるそうです。
修行僧は、この合図を聞いて、
無言で行動するんだってね。

読経の時にリズムをとるために使用されている
鳴らしものって何て言うと思う?

「木魚」って言うんですよ!

ここで、ある字が使用されていることに気付きませんか?
そう
「魚」
という字です。
なんで、「魚」という字が使用されているかって
その理由は・・・
「魚」の生活行動を考えてみれば。
答えが見つかりますよ!

と言っても
わからないかな(>_<)
つまり、魚ってさ
昼夜、目を閉じていないってことです。
だから
「怠ることなく、修行に励むように」という戒めで、
魚という字が使用されているんです。

なので、
「鳴らしもの」の音は、
"何ごとにもしっかり励みなさい"
という仏様からの激励
と受け止めて、感じることが
大切なんですよ(^_-)

「鳴らしもの」の音を聞いて、
洗心してみませんか?

「三毒」を捨てる―吐きだすんですよ!
貪っていないか?(貪りの心)
怒ってばかりいないか?(怒りの心)
グチを言っていないか?(無知)

これらを自問自答して、
仏様の前でさらけ出すことで、浄化してみましょう!

スッキリしたら、仏様に感謝しようね!
「ありがとうございました」ってね(^_-)

人は、誰しも、
心の中に「悪」を持っていね生き物です。

「梵鐘」を鳴らせる機会が、あったら、
是非、鳴らししてみましょう!!

ではでは

次回からのテーマは
「寺社仏閣の中にあるもの」
です。

龍虎 俊輔