うだるような暑さの中、涼を求めてそのホールに足を踏み入れた・・・



市街地から離れた国道沿い、田んぼの真ん中にポツンと建っていたそのお店は、平成の世とは思えないくらいに昭和の香り漂う「パチンコ屋」だった。


広くガラガラの駐車場、アスファルトの所々が剥げていて駐車ラインも見えず、端の方ともなると雑草も生え放題。



到底「ヤル気」のあるお店には見えなかったが、この頃は地元のお金持ちが税金対策の為に小さなパチンコ店を経営していたのも珍しくなく、田舎にはこういったお店が数多くあった。



ここもそういうお店なんだろう・・・



そう思い、分厚く大きなガラスのスイングドアをグイッと押し開けた瞬間、店内の涼しい空気と共に大音量の有線放送が聞こえてきた。


イラスト 4人組水着。

涼しげな画像でもどうぞ。




流行りの歌謡曲の後に流れる演歌。


そんなBGMを背に設置機種を確かめるように板張りの店内を隈なく歩く。



この頃のるーくさん、パチンコはあまり打っておらず「打つならばスロット」という気持ちが強かったため、パチンコは何が設置してあったか覚えてもいないけれど、現金機の「大工の源さん」を見た気がする・・・



パチンココーナーを一通り歩いて、お目当てのスロットコーナーのシマの端に立った時。


この店内で一番ケツの台番であろうその場所で、コイツと出会った・・・







はぃ、そんなワケで今回の機種はコチラ。


トライアンフ 筐体。

パチスロ「トライアンフ」です。



るーくさんがブログを書くキッカケとなった名機、5号機の「一騎当千A」を生み出したメーカー「タイヨー」の3号機です。


時代は既に4号機の全盛期だったんだけど、お店の一番端の一列にコイツがずら~~~~っと20台くらい並んでたからね!!



こんな風にちょっと古い機種が大量に設置してあったのも、個人経営のお店ならでは。


昔の田舎のパチンコ屋じゃ当たり前の光景だったね。




改めて画像の赤枠のトコ見て。



ボタンが5つ並んでるでしょ?


コレ、左からBETボタン・スタートボタン・ストップボタン×3。となっいて、この機種には「スタートレバー」が無かったんだ。



るーくさん、長い間スロットを打ってきてるけど、スタートレバーの無かった機種は2機種しか打った事がナイ。



その一つが、この「トライアンフ」。

もぅ一つは同社の4号機「ファントム」。


この2機種だけ。



この他にも「マフィアX」「ゾディアックα」という4号機が、これらと同じくスタートレバーのナイ筐体だったハズだけど、残念ながら設置店が無かったので打った事はおろか、見たことすらない。


これから先にスタートレバーの無い機種が出てくるとも考えにくいし、今にして思えば貴重な体験をさせてくれた機種だったよなぁ。




やるね「タイヨー」。


イラスト 浮き輪と水着。

涼しげな画像2。




コイツのリーチ目は基本的に「ズレ目(第1・第2と止めた時点で、どの役もテンパイしていない状態)」


ただし、12枚役だったかの小役の取りこぼしでもズレ目が出たため100%のリーチ目ではなかった。



ちなみにだけど、この情報は常連のおっちゃんに教えてもらった事。



当時は携帯で機種情報を調べるなんて事が出来なかったし、小冊子も無い。


専門誌を見ても4号機以前の機種のことなんて書いてもいなかったから、知ってる人に教えてもらうか自分で調べるしかなかったんだ。



とはいえ、いきなり知らない人に聞くことなんて出来やしないから、目押しを頼まれた時に『ねぇねぇ、何で当たってるって分かるの?』って聞いたんだ。


当たった時、特に7が揃った瞬間ってのは気分が良くなってるから、おっちゃん達も「あぁ、これな。ズレたら当たりなんや」と気軽に教えてくれた。



ギブ・アンド・テイク。



魚心あれば何とやらじゃないけど、こういうやり取りが昔のホールではそこらじゅうであったんだよ。


きっと普通に聞いても教えてくれたとは思うんだけど、目押しをした時にさりげなく聞くのが礼儀みたいなもんだと思ってたからね。



るーくさんは目押しを提供し、おっちゃん・おばちゃん達はお礼の言葉やジュースを奢ってくれたり、たまにこういう情報を与えてくれたりした。


そこにいる客全員が仲間だった・・・




ホント、あの頃のパチンコ屋はイイ時代だったと思うよ。


一騎当千 呂布&貂蝉。

そして「ズレ目」の他にも・・・



左リールが4コマスベってチェリーが出てくるのもリーチ目だったと思う。


あくまでも実践上の話だし確認のしようも無かったんだけど、多分、大丈夫。合ってる。




あと・・・


これはず~~っと後になってから知った事だけど、この「トライアンフ」が設置された時代はいわゆる「裏モノ」が氾濫してた頃で、この機種も例に漏れずほぼ「裏モノ」だったとの事。


初当たりは重いけど、一度当たるとBIGオンリーで20連・30連はザラだったんだってさ。



るーくさんが打ってたのはBIGもREGも当たったし、まったりとした出方の遊べる機種だったよ。


ノーマルの状態でも十分に楽しかったし、逆に「裏モノ」の方を打ってたら、こんなにも好きになってなかったかもしれないなぁ~




最後にこの機種のアツかったトコ。


それは・・・



リール部分とコイン払い出し口!!



比喩でも何でもなく、物理的に「熱かった」んだ。


リール部分なんて普段触れるトコじゃないけど、コインを入れる時にちょっとでも触れようもんなら、ヤケドするんじゃないか?ってくらい熱かったからね!!


コインの払い出し口も同じ。


この2箇所には触らないように打ってたからね。



噂ではコイン払い出し口から火が出たこともあったらしいが、あの熱さを知ってるだけに信憑性は高い。


火が出てもおかしくないくらいの熱さだったもん。





そんな思い出がいっぱい詰まった「トライアンフ」



初打ちで23600円勝たせてもらったのは、今でもハッキリと覚えている。


十数年前のちょうと今頃、暑さがこたえる時期のお話ですゎ。





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南国育ち まどかちゃん。