storage of my life story 78 | 龍慈ryuukeiのブログ

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愛一元の世界ここに在り。
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合格者の15人を残して、後の参加者たちはステージから退場した。

 

 

一人ひとりが丁寧に感謝を込めて、会場に向かって深々と一礼をして去って行った。

 

 

ステージ上には、次の審査に進む15人が、前に出て来て横に並んだ。

 

 

藤堂が言った。

 

 

「合格された15人の皆さんです。おめでとうございます!」

 

「ありがとうございます。」

 

 

15人がそれぞれお辞儀をしながら礼を述べた。

 

 

藤堂がエントリーナンバー順に、名前を呼んで、感想や抱負を聞いていく。

 

 

但し、峰子については、フォトジェニック賞だった事から、順番を一番最後にすると説明した。

 

 

きっと、峰子のスピーチ内容が衝撃的なので、大会事務局が他の参加者に配慮して、前もって順番を入れ替えたのだろう。

 

 

藤堂は、キチンと公平になるように全員の話を聞き、何人かの審査員に話をふると、にこやかに言った。

 

 

「では、皆さん、今度はイブニングドレスで再び登場して頂き、1分間スピーチをしていただきますよ。ご準備をお願いいたします。」

 

 

藤堂はそう言って、手の平で退場を促した。

 

 

合格者たちが舞台袖にハケていくと、待ち構えていた15人のヘアメイクさんが、マンツーマンで付いた。

 

 

ドレスへの着替えの時も、皆にフィッティングサポートが付いて、ドレスの着付けがスムーズに行われた。

 

そして、髪型とメイクをゴージャスなものに変えて整えると、皆、また全然違う印象になった。

 

 

当に、変身!という感じだ。

 

 

鏡に映った自分の姿を見た峰子は、新しい自分を発見したような、新鮮で面白い気分になった。

 

 

全員の用意が整うと、順番に舞台袖に整列した。

 

 

峰子は案内されるままに、一番最後に並んだ。

 

 

いよいよ最後の審査が始まる。