~龍さんサミット物語其の一~ | 龍慈ryuukeiのブログ

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愛一元の世界ここに在り。
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ふさふさの毛並みを持つ龍が、器用な尻尾で、

サミットの開催を知らせる太鼓を叩いた。

リズミカルな振動音が百々ドンドンっと、

会場の境内に鳴り響く。

 

先ほどまでここは、太古からの静寂に包まれて、

木々を揺らす、風の清かな声だけが、

唯一のユラメキだった。

 

突然の音に驚いたリスたちは、

木穴の中の気の法螺に隠れ、

息を吞んで事態を見守っている。

 

すると、丁度丸く拓けた参道の真ん中辺りに、

大きなポータルが現れて、扉が開いた。

 

 

そこから、ものスゴイ勢いで、白い龍が現れた。

 

「我が一番乗りか^^」

 

満足そうに白い龍が言った時、

同じポータルから金龍と銀龍が現れた。

 

白い龍が言う。

 

「よう!キンさんギンさん、久しぶりだな」

 

金龍と銀龍もそれぞれ言った。

 

「おう!ハクさん!

相も変わらず早いねぇ^^」