新渓園
1893年 大原家6代当主孝四郎の還暦祝いとして、作られた
池泉式回遊式庭園
作庭 7代目 小川治兵衛
孝四郎の雅号 新渓 にちなんで新渓園と命名された。
現在、一般に開放されており、見学は無料
お隣は大原美術館
大原美術館は1930年開設
もともと新渓園の庭だった場所に、作られた。
エントランスから見た、新渓園の建物 左手
さらに近づいてみると、石で形取られた亀がお出迎え
なんともとぼけた姿が、目を惹く
こちらは、入口付近にある甕
何に使っていたんだろう?
さっそく中にお邪魔する
ここは敬倹堂という建物内部
56畳の広さ
畳のしきかたがおもしろい
うーむ
私の住んでいるマンションより広い❗️
天井はむき出し
天井板が張り巡らされていないため、空間が広く感じられる。
敬倹堂から見た庭
一幅の絵画のよう
庭を左手から眺める。
写真からはこの庭の良さが伝わらないのが残念だが、、、
当主の意向を反映して、松はすっきりとそびえたつ。
松はありのままの姿がいいという。
盆栽のように、枝をたわめたり歪めたりされていない。
年貢を納めきれなかったものから、物納された灯籠が備え付けられている。
農家の納屋に眠っていた石うすは、石組の一部に利用されている。
まるで廃物利用でいながら、完成度の高い庭がそこにある。
大原家といえば、大地主であったろうに
そこには華美とか、金にまかせて作り上げた
ものは、感じられない。
水の流れは清い
訪問した日
私が住む関東は、ピーカンの晴れだったが
倉敷は、雨
庭に出て散策することなく、この地を後にした。
2023年8月31日訪問