志をもって、熱く、真っすぐに生きよ
人生を歩む上で、最も大切なものは何でしょうか。
お金でしょうか。地位や名誉でしょうか。あるいは、安定や安心といったものかもしれません。
しかし上甲晃さんは、迷わずこう語ります。
「志をもって、熱く、真っすぐに生きよ。」
志とは、単なる夢や希望とは違います。
もっと深く、自分の人生を懸けて成し遂げたいと思う使命のようなものです。
どれほど苦しい道であっても、自分が生まれてきた意味と結びつくもの。
それが志です。
志を持たない人生は、漂う船のようです。
風に流され、波に揺られ、どこにたどり着くのかもわからない。
その場しのぎで笑い、その場しのぎで悲しみ、ただ時間に流されていく。
けれど志を持った瞬間、人はまったく違う存在になります。
道が険しくても、迷いがあっても、確かに前へと歩む力が宿るのです。
志は、人を熱くします。
本気でやりたいことを見つけたとき、心の奥底から力が湧いてくる。
その熱は、周囲の人をも動かします。
真剣に挑む姿勢は、人の心を打ちます。
「この人と一緒に歩みたい」と仲間が集まってくる。
志は、自分だけではなく、周りの人の人生までも照らす灯火になるのです。
そして志を持つならば、真っすぐに生きることです。
どんな誘惑があっても、どんな妥協が目の前に現れても、自分の進むべき道から外れてはいけない。
真っすぐに生きるとは、正直であるということ。
ごまかさない。裏切らない。自分自身にも嘘をつかない。
その凛とした姿勢が、人の信頼を築き、人生を支える土台になります。
若いうちは、迷うことも多いでしょう。
「これでいいのか」
「もっと楽な道があるのではないか」
そんな思いが胸をよぎることもあります。
しかし、その迷いの先にしか、真の志は見えてきません。
苦しんで、悩んで、何度も立ち止まった末に見つけた志だからこそ、心から大切にできるのです。
志を持つ人は、必ず壁にぶつかります。
それは当然のことです。
志のある道は、決して平坦ではありません。
人から笑われたり、理解されなかったりすることもある。
孤独に耐えなければならない瞬間もあるでしょう。
けれど、そのときこそ胸を張るべきです。
壁があるのは、自分が本物の道を歩んでいる証だからです。
もしも誰からも批判されず、誰からも疑問を投げかけられないとしたら、その道は本当に志のある道でしょうか。
人を動かすほどの熱を持っているからこそ、抵抗が生まれるのです。
志を持つとは、己の人生に責任を持つということです。
誰かに与えられた答えではなく、自ら選び取った道を生きる。
その覚悟こそが、人生を豊かにします。
若い皆さんに伝えたいのは、志を持つことは決して難しいことではない、ということです。
大きなことを成し遂げなくてもいい。
人を救う医師になりたいでもいい。
子どもたちを育てる教師になりたいでもいい。
地域を支える仕事をしたいでもいい。
大切なのは、自分が心から「これだ」と思えるものを見つけ、それに向かって熱く、真っすぐに生きることです。
その姿勢こそが、自分の人生を輝かせ、やがて周りを輝かせていきます。
やがて、あなたの志が人と人をつなぎ、社会を動かす大きな力になるでしょう。
もし今、志が見つからないと感じている人も、焦る必要はありません。
大切なのは、探し続けることです。
本を読み、人と出会い、旅をし、挑戦を重ねる中で、必ず心が震える瞬間に出会います。
そのときこそ、自分の志を感じ取ることができるのです。
志をもって、熱く、真っすぐに生きよ。
この言葉は、若者にとっての道しるべであり、人生の羅針盤です。
困難に直面したとき、不安に押しつぶされそうになったとき、どうか思い出してください。
志がある限り、人は何度でも立ち上がれる。
志がある限り、人は強く、そして優しくなれる。
だからこそ、今日から一歩を踏み出しましょう。
胸に小さな志を抱き、熱をもって歩み出すこと。
その積み重ねが、未来を切り開く力になります。
最後にもう一度、心を込めて伝えます。
志をもって、熱く、真っすぐに生きよ。
それこそが、若さをもっとも美しく輝かせる生き方です。