修行というものがある

ということを知る前のこと


思春期真っ只中、私に見えるものは

死んだ人、人が死ぬ時の姿、人の病気、

人のこれから起こるトラブル

腹黒い思念など

それはそれは

オドロオドロしいものばかりでした


死期や死に様が視えて

短期間のうちにその通りになると

自分のせいのように感じ

発狂寸前!!を繰り返す


時々、龍神さんが側に来ては

身体全体を包むようにして

一緒に眠ってくれるのが救いでした


なんで他の人には見えへんのやろ?

こんなにはっきり居てるのに

龍神さんと2人だけの世界に行きたいな


龍神さんと一緒に空を飛ぶシーンが

寝ている時に頭に浮かぶ事もありました。

風が身体を抜けるのが心地よくて

空から海や川を見ることもできました。


腹黒い感情が相手から流れ込むと

自分に向けられたものではなくても

その人が怖くなり、

家に引きこもっていました


私の事を気持ち悪いと

感じた人も多かったのでしょう

悲惨な学生時代でした


蓋が出来ているはずの今でも

黒い感情や否定的な感情をキャッチしてしまうことがあり、学校行事などは大変です。


私が懸命に修行に励んでいたのは、

こういった自分の能力に蓋をするためでした。

修行中や水辺に行く時は

いつも龍神さんと一緒でした。