初越のこみちにようこそ
何度心の中でさよならを言っても・・・・
月の夜は、思いだしてしまう、母との別れ・・・
そんな夜に 出会った一首
亡くなる前には、覚悟を決めると言う意味で
亡くなってからは 骨壺に納めるまで
自分に踏ん切りを付ける意味でも
何度、別れの辛さに震えたことだろう。
そんなことを書いても説明しきれない数々の体験。
それをすべて詰め込んだような一首。
そしてまたたった一度のあの時を
生々しく蘇らせてしまう一首。
短歌の凄さを思う。
握っても握りかへさぬ手がありき温かけれどその手を離す
川野里子「かりん2月号」より
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