初越えのこみちの早朝、
続々と車が登っていきます。
たくみの里の豊楽館から
草刈りの助っ人隊。
助っ人と言っても実は主力部隊。
何故って、ここを守る主力は今は高齢者。
草の勢いはすさまじく、かなり身長の高い青年の背丈を越えていました!
トチの木の下の物凄い繁みの中に社長さんの車が
ガガガと音を立てて入り込んで刈込みの仕事が始まりました。
ここから奥の森まで刈りこみながら進みます。
まだ風は爽やかな朝でしたが、
たちまち汗が吹き出します。
しかし、なんと力強い!
その上の道端を刈るのは、
な、なんと!新卒の女性!
ところどころに刈り残された野の花。
この刈り残しの作業は大変なのだそうです。
しかし、野の花に会いに来る人がいます。
優しい心遣いです。
有難うございます。
三国路の初越のこみち歌の道かつての歌垣よき人に遇う
田村奈織美
私たちのグループのいわば師匠。
草に負けて諦めそうになると、
何時も黙って草刈りを始めるのが、
80歳を過ぎたこの師匠。
なんやかんや続けられて10年経ちました。
椅子の用意された広場の草を一本一本抜いていく作業。
修行のようです…いえ、本物のお坊様です。
なかなか時間になっても終了できないのを打ち切って、
ちょっと、喉を潤して、
朝飯前の一仕事を終えて、
さあ、これから出勤!
笑顔が素敵です。
みんな元気!
有難うございました。
すると、後ろから声がしました。
本当に元気になりましたねー
私の事です。
そういえば一昨年は、ふらふらしたり、ドキドキしたり。
仕事になりませんでした。
今年も大して戦力になっていませんが元気です。
何で?
呪文唱えているせいでしょうか?
どうか元気で働けますように。
それだけ ?
それが一番幸せと本心で思って、
ひたすら願っているだけ。
でもどうもこれが不思議な力を持つようで・・・・・
叶えてもらっているようです。
幸せなことです。