手順はとても大切です。ゲームにおいても人生においても。

囲碁では「手順を尽くす」とよく言います。目指している形は同じでも、手順が前後するならそうならないことがあります。

グラブルならアビを使う順序が違えば、効果が異なるし、ウマ娘ならレース前にスキルを取るか取らないかで、着順が変わることがあります。

 

↓は先日行われた囲碁本因坊戦第4局の場面です。

右側に盤面全体が映っていますが、井山本因坊が黒番で、中央部黄色△印の箇所を覗いたところです。

 

 

実はこの手はアマ低段者でも打たないコウ材消しの悪手です。

右辺の攻め合いは、コウで振り替わりがあるところです。それによって白が右下を取れば、これからの碁になります。

この覗き手を打ったということは、コウにはしない妙手を見つけたからだと思いますが、その手が私には見えませんでした。黒は外に出て戦うつもりなのかぐらいしか・・・。

だとしても、今打つ必要はありません。いつでも効くところですから。

 

この手の数手前に彼は↓の手を打ちました。

右上の一間トビの手です。

 

 

この手は私には思いつかない素晴らしい手です!AIを超えています。

なので、覗きの後にどのような手が出るのか楽しみにしていましたが、数手後に彼は投了しました。

右上の白が2線に出て渡る手をうっかりしていたようです。時間の使い方でそれが分かります。

まるで碁の神様が「このような悪手を打つようなら本因坊の資格はない」と審判を下したように私には思えました。

その先がどうなろうと、あの手は余計な手でした。

余計な一言で人生が変わることがありますが、そういった手です。

 

話を麻雀に移しましょう。

麻雀でも手順は大切です。切る順序によって和了の確率が違ってきます。

例えば、223とあれば、2巡目ぐらいに2を切っておくとか、2235とあれば、52ではなく25の順で切って、マタギ筋をボカすなどです。

 

人生も手順で変わってきます。

例えば、大庭プロはロン2のリニューアルを放置したまま、ロン2チームの監督となり、ユニフォームまで自分で制作するという力の入れようです。ユニフォームを作ること自体は良いことですが、その前に任されたリニューアルのケリをつけるべきではないでしょうか。

このような監督でロン2チームが勝てるわけがありません。

そもそも監督はBリーグ以上でないと勤まらないように思います。一番下のリーグに所属する監督が一体選手に何をアドバイスできるのでしょうか。私にはワンチャンを期待して美女3人に囲まれていたいだけにしか見えません(笑)

この人は何を優先すべきかが見えていません。良く言えば、全体や過去のことは見えなくても、目の前のことは一生懸命やる職人さんです。

 

一方、藤島プロは連盟推薦で50ポイントを持って風林火山のオーディションを受けられたのに断りました。理由はA1リーグ入りが先だと判断したからです。

どちらの手順が正しいのか、見えない者の裁きを待ちましょう。

 

現在、大庭プロは最も下のE2リーグでピンクゾーンにいます。来期E3リーグが創設されるようですが、そこまで降格するのでしょうか。

 

 

話題になっている中田花奈プロでさえ、今年正規で合格したのでE1リーグです。

 

一方、藤島プロはA2リーグで↓のとおり2位です。

A1に昇格しそうです。

 

 

半年もすれば、ロン2チームの成績も含めて、全てが明らかになるでしょう。

 

夢を追いかけるのなら、基礎を固め、少しずつ上るしかないように思います。

屋根の上から星をつかまえようと飛び上がっても、落ちて骨折するだけです。

一人で上ることが無理なら、助けてくれる人を探しましょう。

あなたが懸命に努力するなら、必ずそういう人と出逢います。

 

あなたを見守っている者が、最も相応しい人を引き合わせてくれます。

その時はその者に感謝して、出逢った人を大切にしましょう。

ただし、その出逢いに魂がときめかなかったなら、スルーしましょう。

妥協して手順前後するなら、人生を棒に振ることになります。

 

麻雀プロなら、トップリーグか最下位リーグにいるかの差となります。

人生なら、最高パートナーか最低人間と生涯過ごすかの差となります。