Mリーガーで、朝倉プロの次にメンタルが弱いのが白鳥プロだと思っています。

ファイナル5戦目でのオーラス、あの4p和了はない!東1局での中切りもない!

前回6p見逃しについて周囲からいろいろ言われ、そこに大三元逃し・・・、どうやらメンタルを壊したようです。

14p待ちなら見逃していた」と言ってますが、本当にそうなら言ってることが支離滅裂です。4pを見逃せば、無筋での14p待ちと同じぐらいカン4pは出やすくなっていますので。

 

あの和了は、対サクラでみれば-12P(ポイント)の行為。

岡田プロがマンガンをツモれば-30P、白鳥プロからマンガン和了すれば-36P、他の2家からマンガン和了なら-28Pです。つまり、最悪でもあの和了との差は-24P悪くなるだけです。

一方、白鳥プロが園田プロからの和了を見逃して、ツモれば+10P、岡田プロから和了すれば+56P、滝沢プロから和了すれば+8Pでした。あの和了より20~68Pほど差が広がるのです。

滝沢プロの連荘とか風林火山やドリブンズとの差は、あの瞬間においては考える必要はありません。今、優勝に近づくためのベスト方策は、サクラとの差を広げることです。

「サクラだけではない」という白鳥プロの言い訳は、私には「白鳥家にとってはアベマかサクラのどちらかが優勝すればいい」と聞こえます(笑)

 

ここで重要なポイントがあります。

あの時、まだ9巡目で4pは1枚も見えていませんでした。よって、見逃しても残り3枚のうちの1枚を岡田プロが切る可能性が十分あったのです。

白鳥プロは岡田プロが降りていなかったと言い訳しましたが、だからこそ、通ったかに見えた4pを放銃してくれるかもしれないのです。

もう1つのポイントは、岡田プロは2位になるために、マンガン手を狙っていました。ヤミでマンガンは難しく、滝沢プロからハネ直、バイマンツモで1位もあるので、テンパイしたらリーチする可能性が非常に高い場面でした。よって、岡田プロからのリーチ宣言がない限り、テンパっていないと私は読みます。

たとえヤミで和了されたとしても、上記のポイント比較から、見逃した方が期待値として有利であることは、歴然としています。実際、4pは山にまだ2枚ありました。

 

開局の中切りもありません。

あの場面、手の内は5677s56m中(7sはドラ、5sは赤)で、9sをツモったところでした。

中を切らなければ、他家は親の役満が怖くてベタオリします。

56777s56mのインパチ確定テンパイならもちろん中切り、45677s56mのオヤマン確定テンパイでも一旦は中を切って7sか赤5mのインパチ手替わりを待ちます。実践のイーシャンだと、私なら9sをツモ切ります。

直後の中ツモで7sを切って、インパチのテンパイとし、5mツモの時にシャボにします。

インパチで十分だからとそのまま両面待ちにするプロが8割はいるでしょうが、それでは朝倉プロクラスです。その後中をツモったら、どう言い訳するのでしょうか。中は出ませんが、ツモれば優勝がほぼ確定します。5mでもインパチです。

 

私ならシャボにするという証拠があります。

↓は1週間前のサンマでの牌譜です。

5pを切れば、36pの両面待ちのオヤマン確定、かつ3pはリーチ者の現物です。

ですが、シャボ待ちにしました。

 

 

続いて赤5sをツモってきた場面です。

後スジだからと2sを切れば、5pでもインパチとなります。

 

 

ですが、役満を狙っていたことと、2sが通るとは限らないので、赤5sをツモ切りました。なんと、2sなら放銃でした。

結果は↓のとおりです。

 

 

白鳥プロと同じ選択をするプロもいるでしょう。

ですが、確率的には不利であっても、放銃の確率が高くなるとしても、勇気を出して高目を追求する者に勝利の女神は微笑んでくれます。

白鳥プロのように、中途半端な選択をして、やることなすこと全てが裏目になるようなことだけは避けましょう。

高目追求で結果ラスとなっても次に繋がります。

寿人プロ、黒沢プロなら私と同じ選択をしたのでは?

プロであれば、魅せる麻雀を打ってほしいものです。