明日から始まる「Mリーグ2020」を楽しみにしています。

 

沢崎プロは麻雀を楽しみ、麻雀を魅せ、日々鍛錬を怠ることなく、後輩たちに見本を示そうとしています。

「沢崎本」はこれまで読んだ戦術本の中でも群を抜いていますが、オカルトで片づけてしまうヤカラもいます。

長年にわたり蓄積した秘術を惜しむことなく開陳してくれているというのに、残念なことです。

私は先日の特別対戦にて、彼の足元にも及ばないことを痛感しました。

 

将棋界では藤井聡太プロが度々AIを超えた驚愕の手を放っています。

例えば↓の棋聖戦第2局62手目の場面(相手は渡辺明当時3冠)

藤井挑戦者が指した手は3一銀でした。

この手は金を取られないように大切な攻め駒の銀を自陣に指すという、アマ初心者でしか打たない手です。

 

 

現在最強のAIもこの手を候補手にあげていませんでした。

ですが、そのAIは6億手を読んだ後に、この手を最善手としたのです。

結果は藤井プロの勝利となりました。

今この手を指せるプロは、藤井プロしかいないでしょう。

 

囲碁界でも最近神に喜ばれる手を打った者がいます。

山下敬吾プロですが、↓は今年のNHK杯での布石です(相手は伊田篤史プロ)。

囲碁もAIには勝てなくなりましたが、この白の2・4手目(5の5と高目)は、AIは決して打たない手です。

 

 

最近囲碁棋士はみなAIの真似をして、似たような碁になっているので、山下プロは囲碁界に1石を投じたのでしょう。

結果は彼の半目勝ちとなりました。神様からのご褒美なのかもしれません。

 

プロならだれもが勝ちたいと願うもの。なので、人間のプロより強いAIと同じ手を打つという事情はよくわかります。

ですが、本物のプロは、だれも真似できない魅せる手を打って勝つものです。

それができるのは一握りのプロかもしれませんが、そういった魅力ある手は自分の評価を高めるだけでなく、その界の普及にもつながるはずです。

 

麻雀界でのAIは現在天鳳で十段らしいですが、麻雀界でもAIがトップに君臨する日が来るのでしょうか。

AIは何年先になろうと、沢崎本を理解できないはずです()

沢崎プロは雑談の中で、他のプロの戦術本を読んだことがないと話されました。

 

つまり、沢崎本は彼独自のオリジナル本です。(本日、ロン2イベで優勝すれば、無料でゲットできます。)

この本を理解できる者こそがAIを超えると私は確信しています。

それは歴史が証明するでしょう。

 

歴史といえば「孫子の兵法」が有名ですが、「鬼谷子」という戦術があるのをご存知でしょうか。(このタイトルの中国ドラマが現在衛星チャンネルで放映されています。)

「鬼谷子」は難解ですが、「孫子の兵法」の基礎となったもので、とても実践的です。

 

その中に「神、自得す」とあります。

神の手が打てるということです。

そのためには「徳」を踏まえた「養志」をし、「実意」を作ることだと教えていますが、それぞれの意味についてはご自分でお調べください。

もったいぶっているのではなく、ここで簡単に教えると身につかないからです。

ご高齢の沢崎プロでさえ、毎日鍛錬しているのですから、楽して彼を超えられるわけがありません(笑)

 

では明日からのMリーグ、神のような一打を期待しましょう!