何があっても一番大切な人 | 投稿ネタで投稿してみるブログ

投稿ネタで投稿してみるブログ

投稿ネタで投稿してみます。
今日はいいネタあるかなぁ?

あなたの一番大切な人は?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 
息子。
 
命が終わる日まで揺るがない順位。
 
向こうが私を切ったとしても
私は切らないし切れない。
 
流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星
 
2011年3月11日 午後2時46分。
 
私は一人で家にいて揺れを感じました。
今までには経験したことがない大きな揺れで
しかも長かった。
 
揺れと前後して停電が起きていて
どこで何が起こったのか、
全く分からなくて
ガラケーのワンセグでニュースを見たら
どこかで炎が上がってる映像は映ってたけれど
それは都内の状況らしく、
東京が震源地なのかどこかもっと他のところなのか
情報を得ることができませんでした。
 
今だったらSNSで見れるけれど
当時は何もやってなかったので。
 
余震が何度も来るし、
親含めた家族とは連絡が取れないし
ほんとに不安でした。
 
そんな中、
当時中学2年生だった息子が
無事に帰って来た時には
心底ホッとしました。
 
下校時で、通学路を歩いている時に揺れた。
もう学校を出ていたので学校には戻ることはできなかった。
(これはほんとかどうかわかりません。息子は時々思い込みだけで話すので)
道路に停められていた車が大きく揺れていた。
 
そんなことを聞いたら余計に
無事に帰って来てくれてよかった!
 
と改めて感じました。
 
ところが次に出た言葉を聞いて啞然呆然。
 
「これから避難場所になってる〇〇公園に行く」
 
〇〇公園は中学校の近くにある公園で、
我が家の広域避難場所ではありません。
 
余震が続いているのにわざわざ外に行くのはなんで?
 
「みんなが無事に避難しているか見に行く」
 
呆気にとられましたよ…
 
どこで何が起きてるのかわからない。
あれが本震なのか
もっと大きな揺れが来るのかわからない。
 
そんな時に自分の身の安全より
他人がどうしているか見に行くという発想。
 
正義感からと言うより
「自分がパトロールしなければならない」
という勝手な思い込み、に感じました。
 
そうなるともう
何を言っても聞く耳を持たないのです。
 
「あなたのことが心配。危ないから外へは出ないで」
 
 
何度もそう伝えたけれど引きません。
 
最終手段で
「お母さんを一人にしないで!」
と言ってみたけれど
 
「じゃあ、お母さんも一緒に行く?」
 
…は?
 
本当に避難が必要ならまだしも
中2で大きな地震のあとに
親と公園に見に行くとかないでしょ…
 
もう絶対引かないことはわかっていたので
大袈裟かもだけれど
覚悟を決めて行かせるしかありませんでした。
 
 
しばらくして納得したのか
無事に家に帰ってきました。
 
そのころには
停電は続いているのに日は落ちて来るし
聞いたこともないような音量の
津波警報が鳴り響いていて
この先の展開がわからな過ぎて
 
息子が帰ってきたことは
再びホッとしたし、
誰かがいてくれることが
心強かったです。
 
 
 
これがあの日のアホな息子の行動です。
日常とは違うことが起きた時、
テンションが上がってしまって
冷静な判断ができないのです汗
 
身内である家族の(心を含めた)安全の確保より
付き合いもない近所の人の安否が
気になる息子。
 
多分息子はこう言うでしょう。
 
家は大丈夫だった。
母親は家にいる(ことができる)。
だったら避難してる人の方が心配。
 
一見素敵な思考に見えるけど。
 
どうなんでしょう。
 
まぁ…
 
親の心子知らず
 
て言いますし…ね。
 
 
何があっても一番大切な人…
なんですけれもね。
 
流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星
 
どうか一人でも多くの方のチカラになりますように。