無敵の女。 | 乙姫の毎日…(海底での独り言)

乙姫の毎日…(海底での独り言)

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いい加減ブログですが

ヨロシクネー

皆様、こんばんは。


竜宮城へようこそ。


乙姫です。


さて、これは先日の話…


あの大震災があった日


最初は情報も混乱していて、被害状況も良くわからなかった。


私の友人達が多数住んでいるのは、神奈川県の川崎市。


そして、東京の八王子には、私の親友一家が住んでいる。


私は川崎市で生まれ、小学校三年生の時に八王子に引越して、
それから離婚するまでの間は、八王子で過ごした。


離婚してからは、様々な事情から、生まれた地である川崎へと逆戻り。


住んでた時期が幼すぎて、懐かしさを感じるほどの記憶もなかったけれど…



シングルマザーとなった私は、この地で沢山の友人達と出会い、助けられてきた。


さて、当時の新天地川崎で、大切な友人ができた。


常連さんにはお馴染み、姉さんだ。(実の姉ではない。仮名として使ってます)

ちょこちょこブログで語らせて貰っているが、彼女は私の友人であり、尊敬する恩師であり、姉のように慕っている。


しかしながら、あくまで気楽な友人でもあるのだ。


大好きな彼女の安否は心配であった。


彼女の息子、ゾウ君は、私も息子同然に可愛がっている。


彼女達を私は、家族同様に愛している。


姉さんは、仕事柄移動が多いので、無事に家に帰れたかどうかも心配だった。


彼女が足止めされて動けなければ…

彼女に頼りきりのご両親や、息子ゾウが、どれほど心細いかと…


最初の報道では、神奈川県は震度3となっていたから…

その程度なら屁でもないと思っていたが…(関東では、その程度の地震は連日あるからね)


横浜駅周辺の映像を見たらば…


ビルがグラングランに揺れている(°□°;)


とても、3程度の揺れとは思えなかった…


ボーリング場の天井が崩れたとか報道されていて…


思っていたよりも被害が出ている事に驚いた。


次の日に姉さんから聞いたら、実際は、震度5弱であったそうだ…


さて、姉さん達が住んでいた地域は、やはり停電になり


ガスも水道も止まってしまったようだ。


姉さんはこの日、仕事は午前中だけで、たまたま午後は家に居たらしい。


なかなか復旧しないため、まずは家族の夕食を何とかしなければと、近くの99ショップへと走ったらしい。


考えてみたら当たり前だが、あの地域一帯が停電しているのだ。


99ショップも、コンビニもスーパーも薬局も…


勿論停電していた。


棚から商品が落ちて、床に散乱常態。


電気がないからレジも動かない…


申し訳ないが、販売できる状態ではないと、どこへ行っても断られた(仕方ないけどね…)


これは無理だと諦めた姉さんは、家を漁り、魚肉ソーセージやら、何やらを漁り、皆でとりあえず食べた。

彼女の家には仏壇があるから、蝋燭があったらしく、蝋燭の灯りで過ごした。


水が止まっていると、トイレが流せない(当たり前だけどショックよね)


たまたま風呂の残り湯があったそうで、桶に残り湯を汲み、トイレを流すように家族に指示。



『ウンコは我慢しろよ!流れないから!
していいのはオシッコだけ!』


姉さん…


相変わらず無茶言いますね(∋_∈)



そんな無茶には慣れているであろう家族は、彼女の指示に従った。


姉さんは、県営の団地に住んでいる。


言われるまで気づきもしなかったけれど


電気が停まると、インターホンも鳴らないのだよ。


そこは団地の団結力!


互いの無事を確認し、ドアをドンドコ叩いて、ワーワー情報交換(笑)


食べ物は仕方ないにしても、飲み水はないと不安である。


蛇口からは水は出ない…


姉さんは考えた。



『ゾウ!(息子)公園の水道見てこい!』


うちとは違い、頼りになるゾウは、近くの公園へと走り、水道をチェック!


何故かは知らないが、公園の水道からは水が出た!(ラッキー!)



『お母さん!公園は水が出るよ!』



『よし!水汲んでこい!とりあえず水がありゃあ、何とかなる!』


ゾウは、ペットボトルを片手に、公園まで走る。


団地パワーのドンドコ攻撃で、水が出ることを近隣に伝えた姉さん。


こうなると心配なのは高齢者だ。
団地には、年配の方も多い。


普段の生活でも不自由が多いのに、暗闇で、ましてや重い水汲みは難儀であろう。



『おじいちゃん、おばあちゃん、大丈夫?
水はあるの?
公園水が出るから、持ってきてあげようか。』


さすがは姉さん…(T_T)

口は悪いが、心根は優しいよねぇ。



私『優しいじゃんか!
鬼じゃなかったんだね!』


『まぁね。だって大変でしょ?
困った時は助け合わなきゃ!』


うん、うん。


『ゾウに行かせるから、何でも言って!』


うん、うん?…



『何だよ!自分で行くんじゃないんかい!』


別に構わないし、体力余る中坊な訳だから、協力するのは当たり前である。


ただ、話の流れ的に、姉さんが走ったかのように思うではないか!



『アイツに行かせるに決まってんじゃない!
水重いもん!
寒いし…

走る位しか脳がねーんだ!
走れ!』


うん、そういやぁ、陸上部だったよね…


こうして、近隣の水運びに大活躍したゾウ。


やっぱり男の子は頼りになるね。



『つうかさ、やっぱり女はと思った事があるのよ。』

何なに?


『地震が来て、こいつはデカイぞ!って思ってさ、最初に思ったのがさ、【あぁ、テレビ!】
って(笑)

買い換えたばかりで、我が家で一番高いのはテレビなのよ!

思わず手で押さえちゃったわ!

主婦って卑しいわよねぇ…』


お前だけじゃね?


『これ壊れたら泣くわよ!
体を張って守ったのに、見れねーし!』


停電だからね(¬з¬)


テレビはつかねー!電気もつかねー!
寒いしさ!
腹減るしさ!
起きてたってしょうがねーから、私ゃあ、さっさと寝る!
って言ってさ、速攻寝たわよ。
何かあったら直ぐに避難するから、お前らもそれまで寝ろ!
油断はすんなよ!って寝た。



この人は…


無敵な気がするのは、私だけかしら?


『乙姫、ちゃんと震災に備えておきなよ。
当たり前の事が当たり前じゃなくなるって、やっぱり不便だよ。

飲み水と蝋燭や懐中電灯。
あとはラジオがいるね。

最低でも、これだけは用意しとこう。

非常食があれば尚いいけど…

何かあると備えるのに、つい日常に戻ると、油断しちゃうからね。』



無事で良かったよ。


何だかんだ言いつつも、声聞いたら泣きそうになった。


震災に備えること。

そして…


心強くあること。


この開き直りは、私も見習いたいとこである(似たようなもんか)