「全面崩壊のアベノミクス」 浜矩子氏(経済学者) 【その3】 | 龍ちゃんのブログ

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「陰謀論の真実性」と、「新聞ニュースの虚構性」を嗅ぎ分けたいと常々考えています。このブログに騙されないように、どうぞ細心の警戒心を持って臨んで下さい。





虚構社会の本質 国家はなぜワクチンを打たせたがるのか? それはもちろん国民を病気にするため 死因の第一位は医療支配者たちのゲーム殺人 
https://www.youtube.com/watch?v=dc3aKUl0mJI

この映像で、船瀬俊介氏が、浜矩子氏がアベノミクスを「ドアホノミクス」と呼んでいたと紹介。(爆)
医療や環境の分野で活躍される船瀬俊介氏。社会の産業構造が変化している事を様々な事例から紹介している。従来型支配構造が瓦解して来ている。それは、ネットによる情報開示が大きく貢献している。








さて、本題に入ります。







美と連帯の市民経済。日本経済のミイラ化に抗する地下経済。







【佐野】
統制経済の行き着く先は鎖国というお話でしたが、時間の問題のような気がしてきました。




【浜】
時間の問題だと思いますね。2018年は相当危ない。そこで行政のシステムを一気に変えてしまうような動きが出て来ることが懸念されます。




【佐野】
市民の暮らしにも大打撃を与える。どんな大打撃が考えられるでしょうか。




【浜】
統制経済に行くにせよ、それが間に合わなくて中央銀行恐慌が発生するにせよ、人々の基本的な自由はいろんなかたちで制約されることになる。ギリシャでは実際にユーロが足りなくなって一日数千円しか下ろせないということが起きましたが、たとえば、預金封鎖も出て来るでしょう。それこそ「預金の一部を国債に切り替えさせていただきます」とか。それに対してみんなで怒って、怒りが見えてくるようになると、集会・結社の自由を奪うとか。基本的人権が脅かされるということになっていく。
今だって、公共施設を市民運動の団体には貸さないということが実際に起きているわけですから、その延長線上にいろんなことが発生してくる。企業にも統制的な政治圧力が強まって、大日本帝国会社という超アンブレラ型の国策持ち株会社などが出来て、すべての経済活動や企業活動がそのもとに編成されてしまうとか。




【佐野】
その時の大義名分、理由は?




【浜】
国家非常事態宣言ですかね。経済を立て直すということで、鎖国というか資本取引を止めるという形にし、彼らの言い方としては「すみやかに当面の危機を回避いたしました」と。
だけど、「もとより緊急避難措置なので、通常の経済活動を再開する為にはラディカルにシステムを変えないといけません」というような方向でしょうか。
グローバル市場がそういう流れに対して、過激に反応してくれたらいいのですけどね。でも、投資家集団の反応というのはわからない。様子見に入ったりするかもしれない。だから、市場も怖い。




【佐野】
たとえば米国のFRBが金利を上げれば、日本の資金はそっちに向かって流れ、それも恐慌に入る一つのきっかけなるのでしょうか?万骨枯れるというか。




【浜】
恐慌の場合もそうですけど、今のように、日本経済に不釣り合いな円安を追求しながら、国債の相場暴落を回避するために大量の国債を購入し、金利を低くしていることで、日本に自然に入ってくるはずのお金が、逆に出ていく。日本経済が干上がってしまうことを恐れるべきなんです。政策が日本経済をミイラ化する「政策恐慌」です。




【佐野】
そんな状況下で、市民は何をすべきでしょうか。




【浜】
市民は地下に潜るしかない(笑)。
かなりの程度、まじめに地下経済を構築していくことをせざるを得ないと思うんです。やっぱりレジスタンスは地下に潜って、そこでお互いに支え合っていくというような。現金も、家に金庫で持っておく。それはそれとして使う必要があれば使いつつ、しだいに物々交換しながらお互いに支え助け合うというようなこともしながら、新しい経済のシステムを作る。




【佐野】
白い地下経済のシステムとおっしゃいっていましたね。ブラックじゃなくて。




【浜】
はい。そういうマフィア系ではない、まともな地下経済が実はありえるんだということを日本が世界に示すと。




【佐野】
えらいこっちゃなあ(笑)。
そういう意味で地下経済という話になれば、日本の市民はそこそこやるんじゃないかという感じは、いろいろ活動してきまして思いますね。




【浜】
そうですね。いざという時の助け合いは皆さんきめ細やかですね。




【佐野】
災害ボランティアは言うまでも無く、今度は経済ということを付加して全国のボランティアが経済的なボランティアになるというイメージを持つことは可能ですね。
ビッグイシューの仕事は、ホームレスの人が雑誌を売りながら、次の就職口を探すのを応援するということだったのですが、なかなかいい出口がない。それで、当事者自身が起業する方向を模索しています。1年ほど前に当事者たちがカフェを起業して今、新しい場所に移り、お弁当を配達したり、クッキーを焼いたりしています。




【浜】
そこですでに白い地下経済が芽生えているという(笑)。




【佐野】
浜さんは市民の “陰謀” として「美と連帯の市民経済をつくる」という言葉を使ってらっしゃいましたね。




【浜】
今はパンドラの箱がものすごく開いている状態ですね。ものすごくおぞましいものが次から次へと出て、ドナルド・トランプまで出た。と言うことは、最後に残った希望が出てくる時期が近づいているということでもある。いかに最後に出て来る希望が、力強く、幅広く、美と連帯の共同体づくりに出ていけるように支援するかが、市民の陰謀のポイントだろうと思います。




【佐野】
美のイメージとは?




【浜】
人がともに生きる、人がともに抱き合う、人が人のために涙するという状況の中から生まれてくるものが最も美しいものでしょう。美と共感は絶対に切り離されないものかなと。




【佐野】
美が共感をうむし、共感が美を生む。




【浜】
そうですね。




【佐野】
ありがとうございました。




対談は以上です。







アホノミクス 完全崩壊に備えよ
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地球社会の三次元構造が揺れていますね。
三次元だけでなく、多次元化へ向けた地球経済の変化の胎動が聞こえる対談でした。
この対談は、近い将来に起こりえる変化への対応を示した警鐘でもありますね。 ありがたいお話でした。




参考サイト



現行憲法および自民党改憲案比較表
http://www.dan.co.jp/~dankogai/blog/constitution-jimin.html


【自民党憲法改正草案】見やすい対照表で現憲法との違いが分かる!
http://tcoj.blog.fc2.com/



浜矩子氏が、指摘する近い将来予想される統制経済への移行する際の大義名分は、国家非常事態宣言です。安倍政権は、将来の青写真のごとく国会非常事態管理庁まで準備しています。

尚、自民党草案では、基本的人権が毀損されていますし、憲法の基本的考え方が、国民が官僚や政治家を縛る為の憲法の枠組みを逆に、政権が国民を縛る考え方へ変更している思惑を感じさせる自民党草案になっている。




いよいよ自民党が日本版FEMA(緊急事態管理庁)創設へ動く
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2991.html




以上