このテーマ、僕と嫁との世間話を再現しています。
僕の奥さん、建築士ですが、勤務していた一級建築士事務所が倒産し、子育てワーキングマザーの立場を配慮した一級建築士事務所が無かった為、泣く泣く地元の工務店に入ったのです。
それで、指が一本無い大工さんや鳶職人、塗装&電気屋、設備屋さんから,「机の上で設計してるだけでは、家は建てられないよ」と、それとなく背中で言われて、一念奮起して頑張って来ました。
外国人顧客の邸宅を建てる際は、社員中唯一語学が出来る嫁が目立つ時期もありましたが、50代女性と言うのは、ホルモン不安定時期と重なり、精神的に不安定になります。
その彼女の健康面での相談相手が、鍼灸師の60代女性先生と、大学の同級生で米国人麻酔医と結婚した親友です。鍼灸師の先生の息子は、内科医でもある。
また彼女は、20代の頃、摂食障害となって苦しんだ。その時の経験で、彼女の場合、カウンセリングでも、薬でも、座禅でもなく、一人暮らしの経験、それも家賃をどうしよう、家事が、仕事が・・・・・と言うハードスケジュールを自分自身に課して、悩む時間が無くなって気が付いたら治っていたそうです。ルーティンワークを基本にした、作業療法とか運動療法に似た事を自分自身で無意識的にやっていたようです。
作業療法http://
受け取った作業療法のイメージは、不安定になった心を安定させる為に、日常行動を厳格に習慣化(ルーティン化)させる事で、心の不安感を取り除く事を目的にしているのではないか?
上記20代の経験から、カウンセリングや薬よりも、生活の中で目標を持って動く事が、なによりも自分自身を強くする方法との経験を彼女自身は、感じているようです。
しかし、それは、軽度のウツとか心身障害の場合です。
これが、自分自身の病気の自覚が無い重いウツの場合は、なかなか難しいです。
それで、嫁の相談者の上記二人の女性と彼女の話から得た教訓ですが、カウンセリングは日本の場合、難しい。カウンセリングによって、逆に考えすぎてしまって、症状を悪化させる場合もある。
この話を聞いて、それってスピリチュアルに浸っていた僕にも言えるなと思いました。
「常識的判断」ではない価値観を持つと、その常識的ではない判断力と、常識的判断力とをTPOで使い分けるのですが、その使い分ける判断を誤ると、不安を呼び、心理的にデフレスパイラル状態になります。強いストレスが掛かっている状態では、概してそのようになりがちです。
だから、カウンセリングも「新しい価値観提供」型になりがちな日本式の大雑把な=経験の未熟なカウンセリング。もっと強く言えば、専門分化されていない世間話的、カウンセラー先生のこの考え方はどうですか?これも知ってますか?的な総花的カウンセリングでは、むしろ症状を悪化させる可能性がある。
欧米のカウンセリングは、専門分化されていて、離婚ウツ、パワーハラスメント、セクシャルハラスメント、出産ウツ等に専門が分かれています。日本ではそこまでの需要も供給もない。
欧米のカウンセラリングは、だいたい60~90分200ドルだそうです。
また、精神科の先生には、カウンセリング重視の先生、薬重視の先生、併用型の先生の三種類のタイプがあるそうです。
上記は、あくまでもサイコセラピー全般に対するシロウトの僕と嫁の会話をまとめたもので、憶測や想像が満載です。参考になるかどうかは、良く分かりません。
以上です。