【17】白夜の瞳に映るのは・・・・ 第二章 銀と白の過去 | アホで馬鹿なアニメ好き♪

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第十七訓 マジ切れした人を落ち着かせるのには時間がかかる











「銀・・・・・・時・・・・・?」

桂は確かめるように銀時に消え入るような声で聞く。

今の銀時はどこかが変だ。

一言で表せば、

怒っている。

それは銀時の目が語っている。

その目は怒り狂った夜叉の目。

銀時は口を開く。

「銀?僕はそんな高尚なもんじゃねぇよ。
 しいてゆうなら、白・・・・だな」

桂にそういった銀時、否、白は村人に殺気を向ける。

「そんなどうでもいい事より、お前らが銀を泣かせた罪はこの宇宙にあるどんな罪よりも
 重い・・・・・・・・・・!!」

白達を囲んでいた村人は一気に怖気づく。

それほどまでに白の殺気はすさまじかった。

白はここにいるすべての人間に殺気を放っている。

そう、桂達にも。

桂と高杉も震えが止まらなくなっていた。

「こんな程度で怖気ついてんじゃねぇよ。僕は言っただろう。
 お前らは生きて帰れないって」

ここで、白が桂と高杉にも殺気を向けていることに気づいたのか、

桂と高杉に殺気を向けるのをやめる。

2人は震えが止まるのを感じた。

そして、その分、その殺気を村人たちに向ける。

逃げ出そうとしている村人もいたが、足がガクガクで逃げ出せる状況ではない。

「情けねぇな。大の大人がこんな子供におびえているなんて」

白はケラケラ笑うが、殺気はしまっていない。

「お、鬼が!!」

村人の1人が白に震えた声で言った。

これにも白は笑いながら、

「鬼?僕にとっては最高の褒め言葉だ」

そういって、その村人を斬った。

村人は長い時間苦しんでから、息絶えた。

「すぐには殺さないよ。すぐに殺したらあっさり楽になれるじゃないか。
 お前らが犯した罪はそんなもんじゃ足りねぇんだよ」

白は次の村人に斬りかかろうとする。

「おい!!やめろ銀時!!」

「そうだ!!殺すことねぇだろ!!」

桂と高杉が止めに入る。

桂と高杉の目は、今までの村人ような化け物を見るような目ではなかった。

友を心から心配する目。

「へぇ、僕を見てもそんな目が出来るんだ・・・・。間接的とはいえ、君たちも銀を泣かしたんだから、
 どうかしてやろうかと思ったけど君たちが銀を想っているのは確かなようだ。
 ま、銀を笑わせてくれたし、今回は見逃がしてあげるよ」

でも・・・・と白は続ける。

そういった瞬間、ある村人は血を大量に出して倒れ、

またある村人は首が体から崩れ落ちた。

そんなことが続き、白達を囲んでいた村人は全滅した。

「こいつらは見逃すはずがないだろう」

白はいつの間にか血だらけになっていた刀を赤い舌でペロリと舐める。

「いつの・・・・・・・・間に・・・・」

桂はその光景に嘔吐しそうになり、手で口を押える。

高杉も顔をしかめる。

「あははっ、僕の殺したかった奴は殺したからもう帰るよ!!バイバーイ!!」

気が付いたらもう荒々しい性格ではなくなっていて、その体は倒れた。

「「銀時!!」」

倒れた銀時を見て、桂と高杉は我に返った。

2人は銀時を松陽のいる、寺子屋へと運ぶ。















***

帰りが遅い3人を心配して探そうとしていた松陽は玄関前まで来ていた。

しかし、

「銀時!!小太郎!!晋助!!」

探そうとしていた3人が帰って来た。

「どうしたんですか!!そんな傷だらけで!!早く中へ!!」

傷だらけの3人を見た松陽はあわてて手当の用意をする。














気を失ってる銀時は布団に寝かせ、松陽は桂と高杉に訳を聞く。

銀時を攻撃していたというところまで聞いたところで、

「あんのやろう共!!鍋にぶち込んでやろうか!!わたしの可愛い銀時を!!」

怒りに燃えていた。

「松陽先生、言葉使いが・・・・」

桂が松陽をなだめる。

「あ、あぁ、すいません・・・・つい・・・・にしても、あなたたちもよく頑張りましたね」

松陽に褒められ、桂と高杉は嬉しそうに目を細めた。

「それと・・・・、松陽先生。銀時が・・・・・」

桂がその後の事を話し始める。

松陽先生は桂の話を静かに聞いた。