布団の冷たさが季節の変わり目を教える

時の流れを早く感じ始めたのはいつからだろう

恋にも臆病でなかった頃だろう


雨の日の気怠さも 休日の引き篭もりも

独りでないと味わえない喜びも

昔の生き方一つで変わっているのだろう


妬み疲れたよ 後悔しきったよ

次は何を追い求めればいい

疑心暗鬼なまま まだ早い まだ待てると

先人の通った立ち位置に目を向けない今


あなたに出会って 何が変わっただろう

あなたがあの頃で止まっていた事

自分の成長を目の当たりに感じた頃

幻滅という二文字しか出てこなかった


あなたに出会って 何を得たのだろう

あなたがあなたでいた時も

別の誰かと化していた時も

脇に立つ人でしかなかった事を思い出す


夜の涼しさが季節の変わり目を教える

もう何度 寝る前の孤独を味わっただろう

恋をしたからこその孤独なのだろう


曇りの日の憂鬱も 昼に起きた罪悪感も

独りでないと味わえない楽しみも

これからの生き方で変わっていくのだろう


悩み疲れたよ 追い切ったよ

次は何を掴み取ればいい

不信感を抱いたまま ここではないと

先人の通った立ち位置を認めない今


あなたに出会って 何が変わっただろう

あなたからまだ信じられている事

自分の卑しさを嫌というほど感じた頃

失望という二文字で片付けたかった


あなたに出会って 何を得たのだろう

今を重視するあなたであっても

暗い部屋でただ待っていたとしても

飛び込む勇気すら出なかった事を思い出す


望み疲れたよ 思い切ったよ

明日は何を抱え込めばいい

笑顔も貼り付けられないほど

閉じ込められてしまった僕は今