Denon DN-S1200 レビュー(中古) | D3 BLOG in 広島

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俺がDJをしている会場に据えているPioneerのCDJ-400のジョグの操作具合がどうにも気に入らない。


ということで、買ってしまったのがこちら。

Denon DN-S1200



実を言うと、中古相場が安くかつスクラッチができ、USB、MIDIが使えるCDJの中で最も小型であることから、CDJ-400を買う以前から購入を検討していた製品だったのだが


たまたまCDJ-400の値段相場が下がり、rekordbox DJが使えるという理由で、これの購入を見送っていたのである。





さて、結構な数が出ていたらしい製品ということで状態の悪い物件の話も聞いていた中、今回仕入れた2台は残念ながら当初予定していた会場で使うには差し支える程の劣化部分があった。


小さいプレイヤーなので、何かと運用するケースはあると思うのでこのまま自宅保管することにした。


仕入れ値段は1台、10980円。
2万2千未満の出費。パチンコで負けた気分と同じ気分である。



以下、正常な部分を使用してみた状況を記録していこう。


この画像を見てもらえると、DN-S1200がいかに小型かわかってもらえるだろうか。



期待していたスクラッチディスクの使用感はとても好感触だった。

以下に動画を貼っておく。







パッと見た感じが安っぽいのだが、バツグンの反応である。(どういう仕組みで動いてるんでしょ?)


BPMのオート解析は現行機には勝てないがまずまずの精度。
Pioneer製には付いていないBPMを手動で打つTAPボタンが付いており、ボタンのサイズが大きいのも良い。



音の具合はと、家の棚に寝かせていたvestax CDX-05を出して聴き比べてみると音量がやや大きめに出るようだ。

ピッチはBPM±4%時で0.02%刻みでコントロールできる。


他、適当に操作してみた感じではトラックロードのやり方がPioneer製品とは違って、再生中でもセレクターノブを回して曲を選ぶと再生が止まってしまう仕様(再生中に次の曲を選ぶ場合はNext Trackボタンを押す)なので操作に気をつけたい。


USBメモリの利用についてだが、旧DenonのUSBメモリ等のファイル管理ソフトのシステムデータがメモリ内に存在する必要がある。
USBメモリを挿してソース選択後に、画面の表示にメッセージが表示されるのでCreateを選ぶと自動で構築してくれる。
よって、MP3/WAVのトラックが入ったUSBメモリを現場で使えるようにすることは可能だ。

ただし、それなりに時間がかかるので使う人は早めの準備が必要だろう。

このシステムデータの構築に使う、Pioneer DJのrekordboxのようなソフトが旧Denonのサイトからダウンロードできるのだが、俺の場合、現行のWindows OSとそれに関わるアプリケーションの都合でインストールが出来なかった。
(今時こんな旧型を使う人も居ないとは思うけど)


他、MIDIコントロールが使えるのでマッピングデータがあるTraktorやVirtual DJでは速やかに使用可能とのこと。
それ以外のソフトでは地道にマッピング作業すれば使えるそうだ。




詳しい製品の機能や仕様はショップの過去ページや、Webに残っている説明書から参照して欲しい。

有名ショップ
説明書




最後に今回仕入れた物件の劣化部分を記録して終了する。

A機:CDの再生時にクラッシュ音が入りやすい。
CD排出がたまにできない。強制イジェクト機能がないのでCDの使用は控える。

B機:スクラッチジョグのタッチセンサーが左の一部分(スクラッチで1番よく擦る辺り)が反応が途切れやすく、再生を止められない。
再生ボタンとCUEボタンの反応にクセがついている。



どちらもAmazon storeで評価:良い。動作不良無しとあった物件である。
(実際、数分触った程度では不良がわからないレベルだった。)

返金対応は一応あるのだが...

買ったストアが2店舗あってどっちがどっちの商品だったかわからなくなってしまったんだな(ーー;)
(注文時のストア履歴にもシリアル番号の記載無し)

次からは1台1台、箱伝票と本体シリアルを確認しながら検品しようと思う。
(もう中古でCDJやコントローラーは買いたくねえな。ミキサーやタンテと比べて状態が悪いことが多過ぎ)


Ed