Jico針 4RB(E) レビュー | D3 BLOG in 広島

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今回は近年ビギナーレコードプレーヤーとして人気があるiON AudioのArchive LP及びそのシリーズプレーヤー、そしてNumark PT01 Scratchで使用するレコード針のJico製交換品である


4RB

これのELIPTICAL(楕円針)を入手できた。
(以降、4RB(E))

ちなみに現在、楕円針仕様はWebマーケット上では完売している状態で、ほとんどのストアでは丸針しか在庫がない状態になっている。



買ったのは三木楽器仕様のブラック。




赤い方が純正の樹脂カンチレバー。
黒い方が4RB(E)の金属カンチレバー。



さて、純正に比べて音質の向上ができるというこの製品がどのような音を出してくれるだろうか。

視聴してみた。


検証プレーヤーはVinyl Motion
視聴レコード曲 石野卓球 "Rapt in Fantasy"
      A応P"はなまるぴっぴはよいこだけ"











視聴したところ、4RB(E)は純正に比べて音がきめ細かく、純正ではボワッとしていた音の角が立っていて、楽器毎の音の境界がややクリアに聴こえるようになっていた。


しかし、歌物では純正針の方が声の力強さが際立ち、4RB(E)よりも良い風に聴こえてくるのである。

これは純正針の針形状が円針であり、針形状の特性の違い故にこのように聴こえると思われる。

ということは、純粋に性能比較となれば同じ円針である4RB CONICALの方がいい比較ができそうだ。

楕円針は広域、高解像度の再生に向いていると言われている。

Jazz instrumentalやElectronica等を聴く人には純正針では聴けなかった、気付けなかった繊細な楽器の音色を楽しむことができるかもしれない。

そういう針だと思う。



言い換えれば、日本人のレコード全盛時代に多数出回っている歌謡曲や演歌のレコードを聴きたい方には音がフラットになるので向かないかもしれない。


4RB CONICALもそのうち視聴してみたいな。

Ed