「ラッキーだな。」
アスカがニヤリとした。
っていうのも、少女は勝手に吹っ飛ばされていたのだ。
なんという運のよさ…。
「とりあえず、盗んだ物を返して貰おうか。」
レオンはかなり必死そうだった。
すると少女。
「…。
みんなが、死んじゃいそうんだよ…飢えと病気で。」
彼女は半泣きだった。
しかし、
「そんな理由が通じるか!!
お前の罪を許したらな、他の奴等はどうなるんだ!!
被害者は!!」
アスカは少女を一喝した。
それを見たレオンは…
「(アスカ…。)」
何かシビれてた。
アスカはさらに突っ込む。
「…貴様、義賊っぽい事を言いやがって…。
とりあえず、アジトに連れてけ!!
お前の話が本当なのか、ワシが見分けてやるわっ!!」
「(一歩間違えたらヤクザじゃん…。)」
すると少女。
「…いいよ。連れてってあげる。
あたし達の町・シャーテに。」