選手権地区予選三回戦vs聖学院 | 都立高校サッカー部コーチのブログ

選手権地区予選三回戦vs聖学院

前半4-0
後半4-0
結果8-0

(眠い目をこすりながら更新しているのでまとまりのない文章になってしまったら申し訳ありません。そして、今日は長いです。お時間のあるときにどうぞ。)



スタメン
GK 五十嵐
DF 田辺 加野 浜田
MF 仲川 田中 西村 石塚
FW 高橋 岡村 菅野

交代
仲川→塩本 高橋→三浦 菅野→横山 石塚→北川

得点者
菅野4 三浦2 高橋1 田中1

感想
今日の試合は非常に難しいゲームでした。
なぜかというと2日前のゲームであまりにも劇的な逆転劇を演じてしまったが故にチームに根拠のない安堵感や慢心が生まれてしまう可能性があったからです。
僕の中では厳しいゲームを乗り越えたということでまたチームが一つ上のステージに進んだなと思ってはいたのですが、僕から特に何も言わなくても自分たちで意識を高めあっていたのは本当に素晴らしかったと思います。

そして、雨乞い(?)の成果か「戸山専用ピッチ」が完成していました。
僕は新潟出身なのですが、新潟は公式戦の1/3から半分が雨天だと言われています。実際水たまりぐらいじゃ延期になったりしません。
実は雨の試合得意なんです。雨の日の戦いを知り尽くしている、そこは自信を持って言えます。
また偶然にも戸山は雨の日の不敗記録が相当続いているらしく、僕との相性抜群でしたw

なぜ雨がいいかというと相手が取換式スパイクを用意していないと動きの質が全く違うものになるからです。
大山戦と今日の試合を見ていただいた方にはわかるかと思いますが、俊敏性がまるで違ったと思います。ですが、うちは相手を圧倒できるほど走力自慢のチームではありません。むしろ、少し劣るぐらい・・。

それでも圧倒できてしまうのが「用具の準備の差」なのです。
うちは主力メンバー全員が取換を用意してあるので自信を持って闘うことができました。

さて試合ですが相手は10番と9番が個人能力が高いことはわかっていたのでそこをどう抑えるかがカギでした。
ミーティングでは敢えて言いませんでしたが、2,3点はやられてもしょうがないと覚悟を決めていました。ただ、うちはそれ以上に得点できる自信はありましたが。

ところが今日の戸山DFラインは本当にスーパーで相手にほぼ仕事をさせません。足元に入るボールはことごとくインターセプトし、裏に来るボールはしっかりとセーフティに処理し、前半途中からアクシデントがなければ失点はないだろうなと確信しました。

そして今日は攻撃陣も奮起してくれました。菅野を中心に攻撃陣が決定機を確実にものにしていく。得点こそないものの岡村もかなり攻撃の起点になり貢献してくれました。

ハーフタイムで4-0だったので楽観ムードが漂ってもおかしくないですがみんなそこはしっかり集中が続いていたけれども敢えてまだまだゲームはわからないと釘を刺してピッチに送り出しました。

なぜなら2日前自分たちが20分で3点取っているのだから35分あれば本当に何があってもおかしくないからです。

しかし学習能力の高い彼らは後半も淡々とやるべきことを徹底し、ゲームをクローズさせてくれました。
個人的に次の試合も考え、何人かを交代させることができて満足しています。
怖いのは疲労よりもケガ。特にこのピッチコンディションならなおさら。

決勝は万全の状態で臨んでほしい、そういう想いで今日は交代のカードを切りました。

ただセンターラインだけはずっとフル出場が続いているので今日と明日でしっかりとリカバリーして火曜日を迎えてほしいです。


そして今日僕は感動したことがありました。
それは相手チームが最後の最後まで100%の気持ちでプレーしてくれたことです。
これは戸山のコーチとしてではなく、一人のサッカー指導者として心にくるものがありました。
普通このぐらいの点差がついたら途中で諦めてもおかしくありません。

ですが、現実的に逆転が難しい時間帯になってからも全力でボールを拾いに行きすぐにプレーを始め、最後までフェアに戦いぬいた彼らはまさしく称賛に値します。
一度僕の目の前に転がってきたボールも、勝負に徹するのであれば拾わないで時間を稼ぐことも必要な選択肢でした。

しかし、僕はボールを拾いすぐに手渡しました。
最後まで正々堂々と戦い抜く姿勢、それは勝った僕たちも学ぶところがあるのかもしれません。
僕は最後まで必死に戦ってくれた聖学院に敬意を表したいと思います。




そして試合後、ほんとはずっと喜んでいたかったですが小言を言わせてもらいました。
今日ベンチ入りメンバーの多くがアップシューズを持ってきていなかったのです。
3年生であればこの地区の会場は使いなれているはずだし、または状況によってはどういう環境でアップをしなければいけないかまで想定した上で準備をしてほしかった。

表面上は大山戦の後の慢心がなかったように感じましたが、こういう準備一つの気遣いのミスに、もしかしたら心の奥底で少し油断ができていたのかもしれません。
次は考えうる全ての状況に対応できる準備をしましょう。

そして1年生。今から厳しいことを言います。
もし次も同じような行動が続くようなら都大会には登録メンバーしか連れて行きません。
自分が出ないのに試合の準備をするのは決して楽しいことではありません。
それはわかっています。
ですが試合会場はある意味戦場なんです。みんな3年間の努力を全部ここで出し切るんです。

アップ一つにしろ滞りなく進めたいんです。アップに使用するボールもできればボロボロのものではなく新球に近いものがいいです。なぜなら試合球は基本的には新球だからです。
また自分でボールを蹴っていても古びたボールよりきれいなボールの方が気持ちよくプレーできると思います。
そういった気遣いができる人間性も養っていきましょう。

あと一番許せなかったのは、スタメンもシステムも書いてある作戦ボードを相手がアップしている目の前で丸見えの状態で平然と置いていたことです。

実力が拮抗していればいるほど最後に勝負を分けるのは細部へのこだわりです。
僕は勝負にはそこまでこだわりたい。

もしチーム内で一人でもそれがわからず行動できないものがいるのであれば次回からは連れていけない。なぜならばその者のせいで負けることになったら悔やんでも悔やみきれないから。
ピッチ外の問題をピッチ内に持ち込むのはやめましょう。
それだけで試合が不利になります。

また、通るなと言われているところを平気で通ったり、試合前のユニの準備が遅れていたり、円陣に加わるのが遅かったり、試合後副審2名と言われているのに知らん顔して自分は当てられないようにしようと考えている生徒はいなかったでしょうか?

もう3試合目です。
初戦にバタバタするのはしょうがないとしても3回目はそろそろ学びましょう。
それこそピッチの中で同じミスを3回も繰り返していたら、僕だったら絶対試合には使わないし、その時点で交代させます。

なぜ、真生さんたち始め、OBたちが細部に渡り厳しく指導するのか?

結局はその習慣が全てピッチでプレーに出てしまうからです。

サッカー界ではオフ・ザ・ピッチ=オン・ザ・ピッチです。

もう一度よく考えましょう。


それと僕が副審をやった意味を1年生はしっかりと考えるべきかもしれません。(岡村は気にしないで大丈夫です。)

僕は審判の資格もあるし大人なのでみんなより責任をもってジャッジができるかもしれません。おそらく本部も高校生より大人の方が安心だと思います。

僕は試合に出た選手に副審はさせたくありません。ゲームはまだ続くからです。
少しでも休養してほしいからです。

選手が次の試合にベストコンディションで臨めるなら審判だって雑用だって喜んでやります。

でもさ、試合後俺と塩本が副審がやらなきゃいけないって騒いでたの聞こえてたよね?

一人でもいいから自分がやりますと名乗り出てほしかったです。


あとまぁこれは上から目線になるのが嫌なのであまり言いたくないのですが、審判をやった俺と塩本にちゃんとお礼できた人何人いる?
むしろその逆で早く帰りたい空気すら出してた人たちがいるんじゃない?

今日それが一番ショックでした。
こういうときやはり3年生は対応が違います。それぞれ言葉は違えどしっかりとお礼、労いの言葉をかけてくれました。

コーチだからとかじゃなくて、審判をやってくれた人にしっかりとお礼をする。それが1年生であっても。


だんだんと色んな意味で1年生の行動が目立ってきました。

僕だって学校の先生と同じです。
できていれば優しいし、できないんであればできるまで厳しく接する。
ただそれだけです。

もう一度気を引き締め直して最終決戦に備えましょう。


保護者の皆様、今日もたくさんの声援ありがとうございました。
その声援、その雰囲気が選手たちにもたらす効果は図り知れません。
口では来るなと言ってもほんとは来てほしいのが子ども心だと思います。
僕も恥ずかしいけどやっぱり見てもらいたかったです。

次は平日開催になってご都合がつきにくいとは思いますが、また選手を後押しする大声援を送っていただけたら幸いです。

失礼でわがままなお願いになりますが、3年生の保護者の方はどうしても見に来て頂きたいです。
もちろん都大会には必ず行きますが、どのカテゴリーであっても「決勝」という舞台はなかなか立てるものではありません。都大会で決勝と言ったら全国の切符をかけて闘う本当の最後のところまで行かないともう決勝の機会はありません。

3年生にとって地区大会の決勝はこれが最後になります。
そして僕はそこで最高のサッカーを披露することを約束します。

どうか、ぜひ会場までお越しください。
宜しくお願い致します。


また今日は試合後バタバタしており満足に挨拶もできずに申し訳ありませんでした。
日頃からの活動へのご支援・ご理解心から感謝しております。
今まで保護者のサポートも決して容易ではなかったことが想像されます。
ですが次は決勝になります。
ついにここまで来ることができました。

もう一度選手たちへの最高のサポートをよろしくお願い致します。


大変長くなった上に乱文で読みにくかったかと思いますが、最後はサッカー部にかかわる全ての人たちのサポートで必ず都大会に行きましょう。